課題と反省(5)+メイキング(6)~奥深きペーパークラフト
このところのPC復旧のごたごたがあって、ちょっと間が空いてしまいましたが、フィギュア漫画「Final Labyrinth~涼宮ハルヒの迷宮(課題)」第五話の反省とついでにメイキングの話をしてしまいましょう。

※今回より、過去記事も含めて「課題と反省」はメイキングのカテゴリーとしました。
ご覧になった皆さんはご存知かと思いますが、第5話は、長門を抱いたキョンとハルヒが教会に駆け込むところから話が始まります。

…………というわけで、教会(聖堂)内部のセットが必要になってきたわけですね。
実は、いままでの室内シーンのセット撮影では、自作の壁紙加え、余所様のWEBサイトで公開されているフリーのペーパークラフトを利用させていただいてました。

ペーパークラフト-キッズgoo(http://kids.goo.ne.jp/papercraft/index.html) より

ふりぃだむふぁいた様(http://freef5.seesaa.net/)より
この他に、以前ティラノサウルスの記事で紹介したアロサウルスなんかもキャノン クリエイティブパーク(http://cp.c-ij.com/ja/)で公開されているものを利用させていただいてます。いずれも精巧な作品で、工作者が私でなければもっと素晴らしい出来栄えだったでしょう。
それはさておき、本題。
セット撮影では前述の通り、ペーパークラフトの恩恵にあずかっていたわけなのですが、さすがに教会の中までは誰もつくってはいなくって、(有料ならあるかもしれないが、もちろん予算の関係で無理;恥)、自分でどうにかする以外方法がありません。
3DCGという手も考えたのですが、解像度の問題やキャラクターにあわせてモデルの位置を調整する手間を考えると、……ちょっと無理だろうということで、セットを自分で制作することにしました。
といっても予算は限られているので、ペーパークラフトで(笑)。
で、最終的に出来上がったのがこのセット。



中央の祭壇、祭壇のステップ、説教に使う卓(祭壇)、信者が座るベンチ、壁紙、床

反対側もつくりました………っていうか、つくり忘れてて、最初の撮影後に追加制作し、リテイク分で使用しました(恥)。
ご覧の通り、ひどい出来栄えです(滝汗)。
まあ、ペーパークラフトの設計なんてやったことがなかったから、正直たいへんでした。まずデザインを起こさねばなりませんし、そのデザインも組みやすいように工夫しなければならない。また組むにあたって、どのように“箱”を配置するかとか、折り方、面の組み方、糊代の付け方とか、いろいろと考えなければいけないところも多く、そしていざ組んだら、糊代の付け方が不適切だったため、組みづらかったり、糊がはがれたり……。
ペーパークラフトの奥深さを感じた今回の制作でした。
普通に箱組みでも難しいのに、曲面を使ってくみ上げるペーパークラフトを設計する人は本当に凄いと感じましたね。
また、糊代にもただ適当に付ければいいというものではなく、付け方のルールみたいなものがあるんだと感じましたね。どうしてこういう糊代がついているのか、その合理的理由があるのだと気が付き、感嘆しました。(その一方で、糊代の付け方がまだ理解できていなかったりします;恥)。
また、組んだ後で色々と問題も発覚して……。


一応色々計算して作ってはいるのですが、いざ組み上げたら、壁紙の高さが足りない!(恥)-----結局、NG版の壁紙を貼ってその場をしのぎ、あとでPhotoshopでごまかし 修正しました-----とか、壁のステップの角度調整に“遊び”がないため、セッティングに時間がかかったとか、卓の強度が足りなくて、長門さんを乗せたら卓の脚がつぶれて、あわてて裏側をプラスチックの箱で支えたとか……、

※長門の体重が重いといっているわけではありません(笑)。
実を言うと、奥に祭壇があって、なお且つ卓上の祭壇があるというのは通例ではないそうなんですが、見栄えの問題もあって、ウソを付いてます。
まあそれはともかく、この教会(聖堂)のセット、いまのところこの話限りで、再登板の予定がないんですが、-------そういうわけで、随分と贅沢なセットだったんですが、効果は出ていたでしょうか?
ともあれ、ペーパークラフトの奥深さをあらためて感じた今回の制作を糧に、機会があればまたオリジナルのペーパークラフト作りに挑戦してみたいですね。
P.S.
今回作成したペーパークラフトの展開図を公開する予定はありません。出来が悪くって、恥ずかしくって、とても載せられるような代物ではありません。やるなら糊代を付け直さないといけないし、強度設計もやり直さないといけないので、諦めてね(苦笑)。

※今回より、過去記事も含めて「課題と反省」はメイキングのカテゴリーとしました。
ご覧になった皆さんはご存知かと思いますが、第5話は、長門を抱いたキョンとハルヒが教会に駆け込むところから話が始まります。

…………というわけで、教会(聖堂)内部のセットが必要になってきたわけですね。
実は、いままでの室内シーンのセット撮影では、自作の壁紙加え、余所様のWEBサイトで公開されているフリーのペーパークラフトを利用させていただいてました。

ペーパークラフト-キッズgoo(http://kids.goo.ne.jp/papercraft/index.html) より

ふりぃだむふぁいた様(http://freef5.seesaa.net/)より
この他に、以前ティラノサウルスの記事で紹介したアロサウルスなんかもキャノン クリエイティブパーク(http://cp.c-ij.com/ja/)で公開されているものを利用させていただいてます。いずれも精巧な作品で、工作者が私でなければもっと素晴らしい出来栄えだったでしょう。
それはさておき、本題。
セット撮影では前述の通り、ペーパークラフトの恩恵にあずかっていたわけなのですが、さすがに教会の中までは誰もつくってはいなくって、(有料ならあるかもしれないが、もちろん予算の関係で無理;恥)、自分でどうにかする以外方法がありません。
3DCGという手も考えたのですが、解像度の問題やキャラクターにあわせてモデルの位置を調整する手間を考えると、……ちょっと無理だろうということで、セットを自分で制作することにしました。
といっても予算は限られているので、ペーパークラフトで(笑)。
で、最終的に出来上がったのがこのセット。



中央の祭壇、祭壇のステップ、説教に使う卓(祭壇)、信者が座るベンチ、壁紙、床

反対側もつくりました………っていうか、つくり忘れてて、最初の撮影後に追加制作し、リテイク分で使用しました(恥)。
ご覧の通り、ひどい出来栄えです(滝汗)。
まあ、ペーパークラフトの設計なんてやったことがなかったから、正直たいへんでした。まずデザインを起こさねばなりませんし、そのデザインも組みやすいように工夫しなければならない。また組むにあたって、どのように“箱”を配置するかとか、折り方、面の組み方、糊代の付け方とか、いろいろと考えなければいけないところも多く、そしていざ組んだら、糊代の付け方が不適切だったため、組みづらかったり、糊がはがれたり……。
ペーパークラフトの奥深さを感じた今回の制作でした。
普通に箱組みでも難しいのに、曲面を使ってくみ上げるペーパークラフトを設計する人は本当に凄いと感じましたね。
また、糊代にもただ適当に付ければいいというものではなく、付け方のルールみたいなものがあるんだと感じましたね。どうしてこういう糊代がついているのか、その合理的理由があるのだと気が付き、感嘆しました。(その一方で、糊代の付け方がまだ理解できていなかったりします;恥)。
また、組んだ後で色々と問題も発覚して……。


一応色々計算して作ってはいるのですが、いざ組み上げたら、壁紙の高さが足りない!(恥)-----結局、NG版の壁紙を貼ってその場をしのぎ、あとでPhotoshopで

※長門の体重が重いといっているわけではありません(笑)。
実を言うと、奥に祭壇があって、なお且つ卓上の祭壇があるというのは通例ではないそうなんですが、見栄えの問題もあって、ウソを付いてます。
まあそれはともかく、この教会(聖堂)のセット、いまのところこの話限りで、再登板の予定がないんですが、-------そういうわけで、随分と贅沢なセットだったんですが、効果は出ていたでしょうか?
ともあれ、ペーパークラフトの奥深さをあらためて感じた今回の制作を糧に、機会があればまたオリジナルのペーパークラフト作りに挑戦してみたいですね。
P.S.
今回作成したペーパークラフトの展開図を公開する予定はありません。出来が悪くって、恥ずかしくって、とても載せられるような代物ではありません。やるなら糊代を付け直さないといけないし、強度設計もやり直さないといけないので、諦めてね(苦笑)。
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