過去の悪行(1)
ども、晴れた朝は冷え込みが厳しくて起きるのが辛い、あねさと です。
先日、ちょっとした出来心であるキーワードで検索してみたところ、たいへんな結果が出て……、
ということで、本日は過去の悪行について懺悔していきたいと思います。

「さあ、犯した過ちをすべて告白するんだよ!」
いまではすっかり疎遠になりましたが、若き日はエンターテインメント業界とその周辺の産業に従事していた事があって、それゆえ一般向けに発売された作品他に私の名前がクレジットされているものもあったりするんですが……。
ということで、ごめんなさい、本当にごめんなさい。私が関わった作品/サービスを手に取り、触れ、代価を支払われた方々、本当に済みません。業務とは言え、あんなものを世に送り出した責任はとても大きく、謝罪程度では済まないと重々承知しています。
なので、ここは潔く腹を切って……。
と書くと大事ですか(苦笑)。でも、アレを手に取った青少年の心を切り刻んだ罪はやっぱり大きいよなぁ……(滝汗)。
実を言いますとね、ゲーム業界に飛び込んだ私が間接的に関わった仕事に、某特撮プロダクション公認のPCゲームと言うのがありましてね。私は別チームだったので直接的には開発に携わっていないのですが、同じ社内のプロジェクトということもあって、デバッグやら撮影のお手伝いなんかをやってたりしてました。というか開発状況をすぐ側で見ていたから大抵の事情は知ってるんだよな(爆)。
ゲームの開発事態もいろいろと曰くのついたもので、相当な難産だった記憶が残ってます。開発費も相当にかかっていたらしいんですが、売上はパッとせず、いまでは黒歴史状態になってるんじゃないかな。
なので、ふざけて検索をかけてみたら……、いやいや、モノがモノだっただけに、詳細を知りたいという人が結構いることが判明!(キャー!!)。ついでながらWindws版への移植希望などという書き込みがあったりで……(滝汗)。

あれは古のNEC PC-98用のゲームソフトで、しかも5インチフロッピー仕様。いま私の手元に豪華特典ブックレット付きのサンプルが手元にあったりするのですが、(じつは版権元の営業部が“もういらねぇ!”と処分するところを、引き取ったのですね)、私の手元にはPC-98はもちろんなく、そして5インチフロッピーディスクを読めるドライブももちろん所有していないので、製品版で遊んだことは一度もありません。

ですが、デバッグやってたので一通りのストーリーは記憶にあるかな。(結構ネット上で上がっている内容に間違いがあって、例の博士は死んではいないのですよ)。
事情を知らない従兄弟が、本棚に仕舞われていたこの商品を見つけたとき、“お前も好きだなぁ~”と冷やかしたんですが、実は自分の仕事結果-----トロフィーの一つ見たいなものなのでした。余談ですが、意外と自分の関わった作品/商品って形に残らないことが多いんですよ。だから機会をうまく利用して入手しておかないと、自分の仕事を証明できないことになったりします。(実際サンプルもらったのは書籍とCD-ROM数点くらいだし、WEBに関してはデータすら残ってないからね)。
さて、その某特撮プロ公認の黒歴史PCゲーム。改めて表舞台に立つ可能性があるかと問われれば、私はすで関係者ではないので断言できませんが、ほぼないと思います。もちろん、Windows版PCゲームとして世に出ることも。
というのは、オリジナルの開発チームは既に四散しているし、あの当時の事情を知っている人が業界に残っているか、現役でゲーム製作にあったっているか疑わしい。さらにあのゲーム、新規撮影分を除けば、グラフィックはビデオプリンタから出力したものをスキャナで取り込んで16色に減色して使っていたし、モノクロ映像については、色鉛筆で彩色という驚異的な技法でカラー化したもの(笑)。使用したミニチュアもどこにあるのやら……で、出すなら完全リメイクもしくはシナリオも含めてすべて作り直す以外にないでしょう。
しかし、そこまでお金かけてやるかね? 売上の見込みも立ちそうにないし……。
というわけで、コレは歴史の闇に葬って、私を含む関係者が墓場に持っていく方がいいと思いますね。
とはいえ、アレを手にした青少年の心を弄んだことは間違いなく………。
懺悔します。
P.S.1
そういえば、撮影したミニチュアの写真、出来のいいのはブックレットの方に使われてしまって、ゲーム本編に廻せず、開発の主任者が怒り狂っていた生々しい記憶が過るなぁ(苦笑)。
P.S.2
懺悔すべき悪行は他にもあって……。明日に続きます(爆)。
先日、ちょっとした出来心であるキーワードで検索してみたところ、たいへんな結果が出て……、
ということで、本日は過去の悪行について懺悔していきたいと思います。

「さあ、犯した過ちをすべて告白するんだよ!」
いまではすっかり疎遠になりましたが、若き日はエンターテインメント業界とその周辺の産業に従事していた事があって、それゆえ一般向けに発売された作品他に私の名前がクレジットされているものもあったりするんですが……。
ということで、ごめんなさい、本当にごめんなさい。私が関わった作品/サービスを手に取り、触れ、代価を支払われた方々、本当に済みません。業務とは言え、あんなものを世に送り出した責任はとても大きく、謝罪程度では済まないと重々承知しています。
なので、ここは潔く腹を切って……。
と書くと大事ですか(苦笑)。でも、アレを手に取った青少年の心を切り刻んだ罪はやっぱり大きいよなぁ……(滝汗)。
実を言いますとね、ゲーム業界に飛び込んだ私が間接的に関わった仕事に、某特撮プロダクション公認のPCゲームと言うのがありましてね。私は別チームだったので直接的には開発に携わっていないのですが、同じ社内のプロジェクトということもあって、デバッグやら撮影のお手伝いなんかをやってたりしてました。というか開発状況をすぐ側で見ていたから大抵の事情は知ってるんだよな(爆)。
ゲームの開発事態もいろいろと曰くのついたもので、相当な難産だった記憶が残ってます。開発費も相当にかかっていたらしいんですが、売上はパッとせず、いまでは黒歴史状態になってるんじゃないかな。
なので、ふざけて検索をかけてみたら……、いやいや、モノがモノだっただけに、詳細を知りたいという人が結構いることが判明!(キャー!!)。ついでながらWindws版への移植希望などという書き込みがあったりで……(滝汗)。

あれは古のNEC PC-98用のゲームソフトで、しかも5インチフロッピー仕様。いま私の手元に豪華特典ブックレット付きのサンプルが手元にあったりするのですが、(じつは版権元の営業部が“もういらねぇ!”と処分するところを、引き取ったのですね)、私の手元にはPC-98はもちろんなく、そして5インチフロッピーディスクを読めるドライブももちろん所有していないので、製品版で遊んだことは一度もありません。

ですが、デバッグやってたので一通りのストーリーは記憶にあるかな。(結構ネット上で上がっている内容に間違いがあって、例の博士は死んではいないのですよ)。
事情を知らない従兄弟が、本棚に仕舞われていたこの商品を見つけたとき、“お前も好きだなぁ~”と冷やかしたんですが、実は自分の仕事結果-----トロフィーの一つ見たいなものなのでした。余談ですが、意外と自分の関わった作品/商品って形に残らないことが多いんですよ。だから機会をうまく利用して入手しておかないと、自分の仕事を証明できないことになったりします。(実際サンプルもらったのは書籍とCD-ROM数点くらいだし、WEBに関してはデータすら残ってないからね)。
さて、その某特撮プロ公認の黒歴史PCゲーム。改めて表舞台に立つ可能性があるかと問われれば、私はすで関係者ではないので断言できませんが、ほぼないと思います。もちろん、Windows版PCゲームとして世に出ることも。
というのは、オリジナルの開発チームは既に四散しているし、あの当時の事情を知っている人が業界に残っているか、現役でゲーム製作にあったっているか疑わしい。さらにあのゲーム、新規撮影分を除けば、グラフィックはビデオプリンタから出力したものをスキャナで取り込んで16色に減色して使っていたし、モノクロ映像については、色鉛筆で彩色という驚異的な技法でカラー化したもの(笑)。使用したミニチュアもどこにあるのやら……で、出すなら完全リメイクもしくはシナリオも含めてすべて作り直す以外にないでしょう。
しかし、そこまでお金かけてやるかね? 売上の見込みも立ちそうにないし……。
というわけで、コレは歴史の闇に葬って、私を含む関係者が墓場に持っていく方がいいと思いますね。
とはいえ、アレを手にした青少年の心を弄んだことは間違いなく………。
懺悔します。
P.S.1
そういえば、撮影したミニチュアの写真、出来のいいのはブックレットの方に使われてしまって、ゲーム本編に廻せず、開発の主任者が怒り狂っていた生々しい記憶が過るなぁ(苦笑)。
P.S.2
懺悔すべき悪行は他にもあって……。明日に続きます(爆)。
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