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十周年

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当Blogは開設から十周年を迎えました!
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カバヤ ダグラムガム

ここしばらく、陰鬱な(?)内容の記事が続きましたので、パッと明るくなるような記事を掲載して、気分転換と参りましょう。

ちょうど一月末以降、当Blogの華ともいえるフィギュア関連の記事がありませんでしたので、本日は、こちらをご紹介したいと思います。

カバヤ ダグラムガム(01)

カバヤ食品 ダグラムガム





「ジューC」などの清涼菓子のほか、市販玩具に負けないクオリティをおまけにつけた玩具菓子でも知られる、カバヤ食品が1981~1982年に発売していた「ダグラムガム」の食玩です。


「太陽の牙ダグラム」という作品については以前ご紹介したので、あらためてここでは触れませんが、メインスポンサーのタカラ(現タカラトミー)のほか、同じくスポンサーであったカバヤ食品から発売されていたのが、「ダグラム」のプラスチックモデル付ガム。

プラモデルといっても、ポリエチレン製の組み立て式玩具で、塗装や接着、パテ盛等が出来るわけではありません(素材的に不可能)。とはいえ、たかが食玩と侮れないほど本格的な内容となっており、これを手にした(当時の)子供たちはもちろん、より年齢の高い中高生や大人さえも納得させられる内容だったのですよ。

この「ダグラムガム」は、カバヤ食品が70年代後半より発売していた「ビッグワンガム」のノウハウを基にリリースされたもので、150円という、お菓子としては少々高価ながらも、子供たちが手軽に購入し、簡単に作ることが出来る「ダグラム」のプラモデルということで人気の商品でした。


早速見てみましょう!


※30年以上前の商品であり、保管状態も悪く、それ以前に当時不器用な子供だった私が制作したものですので、(不器用なのは今でも変わりませんが;恥)、お見苦しい点が多々あります。ご了承ください。


カバヤ ダグラムガム(02)
ソルティックHT128“ビッグフット”

ストーリー終盤、カルナック山脈での攻防および北極ポートでの決戦時に登場したCBアーマーですね。特徴的な巨大な風防がよく再現されています。(キャノピー部分はサインペンで塗装しています)。


カバヤ ダグラムガム(03)
ビッグフット 背面

あっさりした印象を受けますが、CBアーマーの背面はどれもこんなものです。排気ノズルが別パーツで組みつけられているあたりは、こだわりでしょうか。


カバヤ ダグラムガム(04)

食玩とは思えないほど可動域は良好です。デザイン上、脚部はあまり動きませんが、上腕部は当時発売されていた(本当の意味での)プラモデルに匹敵。胸部のディスモークチャージャーも可動するなど、渾身の出来栄えと言えるでしょう。

ただ、素材のポリエチレン樹脂は、前述のように塗装、接着が出来ないほか、捻りに弱く、遊んでいるうちに関節各部を破損する例が絶えませんでした。

これは現在市販されているポリエチレン製関節パーツも例外ではなく、より強度が必要なところでは、ポリプロピレンやABS樹脂、ナイロン系(ポリアミド)樹脂等も使われているようですね。ああ、figmaは軟質PVC(ポリ塩化ビニル)を使ってますね。


※過去記事で、ポリエチレンとポリプロピレンを取り違えている記事があり、訂正しました。



カバヤ ダグラムガム(05)
アビテートT10C“ブロックヘッド”

地球連邦軍の二脚型重CBアーマーとして、中盤登場した期待ですね。最初はBタイプが赤の塗装で登場していましたが、その後デロイア星の特殊な条件下でも性能低下が起こらない“Xネブラ対応型”として登場したのがC型。外見上はほぼ同一で、塗装がサンド系に変更されたのが見分けるポイントでした。

ダグラムガムでは、前期にB型、後期にC型と、双方のモデルが発売されていました。(単純に色替えだからね;笑)。この写真では、B型の肩アーマーとマグランチャーが組みつけられていますが、これはC型の部品を紛失したためで(恥)、この撮影のため、急遽大破していたB型の当該部品を借用しました。(B型も持ってるんだけど、壊れてるんだよね)。


カバヤ ダグラムガム(06)
ブロックヘッド 背面

ビッグフット同様、あっさりとした印象。……といいますか、CBアーマーの背中は、ほぼこんな感じです。


カバヤ ダグラムガム(07)

可動域ですが、これも結構広い! 肩だけは、アーマーの形状故、あまり動かないのですが、それをはずしてやると、画像の左腕のように脇を開くことが可能になります。



カバヤ ダグラムガム(08)
ソルティックH102“ブッシュマン”

登場回数はつくなかったものの、連邦軍の智将:ジャッキー・ザルツェフ少佐が好んで使用していましたね。こいつのプラモデルも持っていたんですが、残念ながら家人に勝手に処分されてました(涙)。

なお、この画像のモデルは左腕を破損しており、撮影のためセロハンテープで仮止めしています。


カバヤ ダグラムガム(09)
ブッシュマン 背面

軽量CBアーマーという設定もあって、よりあっさりしてますね。


カバヤ ダグラムガム(10)

可動域は、肘があまり曲がらず、良いとはいえません。ただし、装甲が左肩のみで、かつ可動の邪魔にならないデザインのため、肩だけは良好です。

またキャノピーが開くという芸の細かさも持ち合わせています。


カバヤ ダグラムガム(11)

コックピット内部にはシートが組みつけられていて、このサイズの食玩とは思えない出来栄えです。


ブッシュマンは、当時もあまり人気のないCBアーマーだったんですが、ソルティックH8ラウンドフェイサーやダグラム(ヤクトタイプ)と比べて、合理的なデザインじゃないかなと感じるときがあります。

フィクションに突っ込みを入れるのは野暮なんですが、肩や頭部にあんな大きなミサイルポッド(実際は無誘導のロケットポッドだった)を装着したら、視界が悪くなるじゃないですか。あんな死角の大きくなる武装をよく付けたな……、と、当時から思ってましたが、ブッシュマンはコックピットと一体になった形状だったので、これなら邪魔にならないなと、いま見ても思う……、と書きたかったのですが、それ以前にこの頭部の形状だと、正面以外ほとんど死角になっちゃうんですね。(戦闘機のように迫り出した形にしないといけない)。

でも、首が動くから、いいのかな……??



カバヤ ダグラムガム(12)
アビテートF44D “デザートガンナー”


ストーリー序盤、主人公たちを苦しめたガルシア隊の切り札として、ダグラム相手に奮戦した機体でしたね。カニやクモを思わせる特徴的な六脚スタイルは衝撃的でした。

この画像のモデルは、上部砲塔のアンテナを破損しています。また脚部も破損しており、針金で修復しています。


カバヤ ダグラムガム(13)
デザートガンナー 側面

戦車に脚を取り付けるという斬新なスタイルは、「太陽の牙 ダグラム」という作品がただのロボットアニメではないという印象を与えてくれましたが、残念ながらこのタイプのCBアーマー(クラブガンナー/テキーラガンナー/デザートガンナー)は、ガルシア隊との戦い以外ではこれといった活躍をすることなく、他のCBアーマーたちに出番を奪われていきました。


カバヤ ダグラムガム(14)

足首がボールジョイント式ではないため、接地性は劣りますが、軟質樹脂の関節保持力も相まって、プラモデルに負けない可動領域です。

そういえば、このモデルの基になったアビテートF44A“クラブガンナー”は、スターウォーズに出てくるAT-ATとの類似性が指摘されることがあったりするのですが、さすがにこのデザートガンナーに似た兵器は見かけることがないですね。


カバヤ ダグラムガム(15)
デザートガンナー 底部

さすがに、ハッチのモールドまでは再現されていませんでした。たしか、フェスタの駆るサイドカーに同乗したチコのビッグEガンが底部を撃ち抜いて、デザートガンナーを撃破したんですよね。(そして、その後に衝撃のシーンが!)



30年前の食玩ではありますが、2014年の現在から見ても遜色ない出来栄えの製品だと思います。もうこれを新たに入手することは適いませんが、当時の子供たちの心に、色あせずに残る思い出の一品ではないかと思います。


カバヤ ダグラムガム(07)


さて、次回はどんなフィギュアが登場するのでしょうか? お楽しみに!


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お絵描きや1/12フィギュアを
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