カバヤ ボトムズガム
前回に引き続き、今回もカバヤ食品から発売された玩具菓子を紹介しましょう。

カバヤ食品 ボトムズガム
「装甲騎兵ボトムズ」についてはもう語る必要もないでしょう。リアルロボットアニメの金字塔として、今もなお多くのアニメファンに語り継げられている作品ですね。寡黙な主人公、戦後の爪あとが深く残る背景描写、一癖も二癖もある人間くさい登場人物たち、------ハードボイルドタッチにまとめられていながら、見返してみると実は純愛メロドラマだったというところも異色のアニメーションでしたね。
「装甲騎兵ボトムズ」は、「太陽の牙ダグラム」の後番組でもあったこともあって、スポンサーの多くが「ダグラム」と同じで、カバヤ食品も「ダグラム」終了後は、引き続き「ボトムズ」のスポンサード。それに伴い関連商品を発売していました。
それがこのボトムズガム。
「ダグラム」ガム同様、ポリエチレン製のプラモデルが同梱された玩具菓子で、値段も同じ150円。プラモデルのほうが、1/35で500円~ だったと記憶していますから、特に小さな子供たちには嬉しい内容でしたね。
……って、ボトムズは子供向けの内容ではありませんでしたが(爆)。
そんな前置きはともかく、早速見てみましょう!
※前回同様、30年以上前の商品であり、お見苦しい点が多々あります。ご了承ください。

スコープドッグ・カスタム
確か“レッドショルダー”の肩書きがついていたと記憶していますが、本編では、ウドの警官隊に包囲されたキリコが、バトリングの整備場でたくさんの武装を施した機体に、バニラが肩を赤く塗ったものでした。(この際の会話で、キリコの出自が判明するというエピソード)。OVA等では、この時の仕様とよく似た“RSターボカスタム”なる機体が登場したようですが、オリジナルの方では、宇宙編(サンサ編)に登場するレッドショルダーの映像でも、この重武装カスタムタイプは出てきませんでした。
話を元に戻しましょう。
150円のポリエチレン製モデルながら、各関節可動で、プラモデルに負けない内容になっています。

スコープドッグ・カスタム 背面
さすがに、背面のバックパックは省略の跡が見えますが、わき腹の機関銃に送る弾帯が再現されていたりと、侮れない内容です。

可動域はプラモデルには及びませんが、それでも「ダグラムガム」並に動きます。残念ながら特徴的な腰部の可動装甲はオミットされており、しゃがんだりすることは出来ませんが、コスト的なことを考えれば仕方がないでしょう。(頭部もボディとの一体成型のため、動きません)。
この時代、有名な膠着ポーズを取れるのは高価なデュアルモデルだけで、1/24サイズのプラモデルでも不可能でした。
なお、この画像のモデルは左上腕部を破損しており、セロハンテープで仮止めしています。

スコープドッグ
第一話で登場した、小惑星リドの守備隊が使用していた機体。ラウンドバーニアとペンタルーパ、そしてピンクのようにも見えるメルキア軍正式カラー(=紫)が特徴的ですね。

スコープドッグ 背面
ラウンドバーニアが、150円の食玩とは思えないほどよくつくりこまれてます。
余談ですが、私は21世紀に入ってから発売された「アクティックギア」のスコープドッグを買うまで、緑色のスコープドッグを手に入れたことがなかったんですよ。ずっとメルキア軍正式カラーのモデルばかりで……。流通量的には緑色が多いはずなのに、不思議ですね(笑)。

マーシィドッグ
クメン編に登場した湿地帯向けのAT(アーマード・トルーパー)。キリコの搭乗機でしたね。銃身を切り詰めたヘビーマシンガンの他、水上での戦闘をサポートする両腰のエアバージが再現されています。

マーシィドッグ 背面
背中のボンベや、そこから伸びるパイプまでも再現されています。

両腰のエアバージは取り外し可能で、収納した状態を再現することが出来ます。

スナッピングタートル
キリコのライバルとなるPS(パーフェクト・ソルジャー)“イプシロン”の乗機。通称“ブルーAT”。アッセンブルEX-10の傭兵たちを震え上がらせた強敵でしたね。

スナッピングタートル 背面
背中のモールドもしっかり再現されています。肩アーマーのフックも別パーツで組み付ける仕様になっていたので、つくるのが面倒だった思い出が残ってますね。

脚部のスワンピークラッグを履かせ、水中戦を再現することも出来ます。

イプシロン“キリコ……、今日こそ貴様の息の根を止めてやる……!!”
クメン編でのワンシーンが脳裏を過ぎりますね。
ボトムズガムではこのほか、バララント聖域軍のAT“ファッティー”も発売されていて、本家タカラのプラモデルに負けないラインナップでした。
三十余年の歳月を経てお披露目させて頂きました、ボトムズガムの品々。いかがだったでしょうか? 今後も驚くような(?)、マニアックで懐かしいフィギュアをご紹介していきたいと思っていますので、ご期待ください。
それでは!

カバヤ食品 ボトムズガム
「装甲騎兵ボトムズ」についてはもう語る必要もないでしょう。リアルロボットアニメの金字塔として、今もなお多くのアニメファンに語り継げられている作品ですね。寡黙な主人公、戦後の爪あとが深く残る背景描写、一癖も二癖もある人間くさい登場人物たち、------ハードボイルドタッチにまとめられていながら、見返してみると実は純愛メロドラマだったというところも異色のアニメーションでしたね。
「装甲騎兵ボトムズ」は、「太陽の牙ダグラム」の後番組でもあったこともあって、スポンサーの多くが「ダグラム」と同じで、カバヤ食品も「ダグラム」終了後は、引き続き「ボトムズ」のスポンサード。それに伴い関連商品を発売していました。
それがこのボトムズガム。
「ダグラム」ガム同様、ポリエチレン製のプラモデルが同梱された玩具菓子で、値段も同じ150円。プラモデルのほうが、1/35で500円~ だったと記憶していますから、特に小さな子供たちには嬉しい内容でしたね。
……って、ボトムズは子供向けの内容ではありませんでしたが(爆)。
そんな前置きはともかく、早速見てみましょう!
※前回同様、30年以上前の商品であり、お見苦しい点が多々あります。ご了承ください。

スコープドッグ・カスタム
確か“レッドショルダー”の肩書きがついていたと記憶していますが、本編では、ウドの警官隊に包囲されたキリコが、バトリングの整備場でたくさんの武装を施した機体に、バニラが肩を赤く塗ったものでした。(この際の会話で、キリコの出自が判明するというエピソード)。OVA等では、この時の仕様とよく似た“RSターボカスタム”なる機体が登場したようですが、オリジナルの方では、宇宙編(サンサ編)に登場するレッドショルダーの映像でも、この重武装カスタムタイプは出てきませんでした。
話を元に戻しましょう。
150円のポリエチレン製モデルながら、各関節可動で、プラモデルに負けない内容になっています。

スコープドッグ・カスタム 背面
さすがに、背面のバックパックは省略の跡が見えますが、わき腹の機関銃に送る弾帯が再現されていたりと、侮れない内容です。

可動域はプラモデルには及びませんが、それでも「ダグラムガム」並に動きます。残念ながら特徴的な腰部の可動装甲はオミットされており、しゃがんだりすることは出来ませんが、コスト的なことを考えれば仕方がないでしょう。(頭部もボディとの一体成型のため、動きません)。
この時代、有名な膠着ポーズを取れるのは高価なデュアルモデルだけで、1/24サイズのプラモデルでも不可能でした。
なお、この画像のモデルは左上腕部を破損しており、セロハンテープで仮止めしています。

スコープドッグ
第一話で登場した、小惑星リドの守備隊が使用していた機体。ラウンドバーニアとペンタルーパ、そしてピンクのようにも見えるメルキア軍正式カラー(=紫)が特徴的ですね。

スコープドッグ 背面
ラウンドバーニアが、150円の食玩とは思えないほどよくつくりこまれてます。
余談ですが、私は21世紀に入ってから発売された「アクティックギア」のスコープドッグを買うまで、緑色のスコープドッグを手に入れたことがなかったんですよ。ずっとメルキア軍正式カラーのモデルばかりで……。流通量的には緑色が多いはずなのに、不思議ですね(笑)。

マーシィドッグ
クメン編に登場した湿地帯向けのAT(アーマード・トルーパー)。キリコの搭乗機でしたね。銃身を切り詰めたヘビーマシンガンの他、水上での戦闘をサポートする両腰のエアバージが再現されています。

マーシィドッグ 背面
背中のボンベや、そこから伸びるパイプまでも再現されています。

両腰のエアバージは取り外し可能で、収納した状態を再現することが出来ます。

スナッピングタートル
キリコのライバルとなるPS(パーフェクト・ソルジャー)“イプシロン”の乗機。通称“ブルーAT”。アッセンブルEX-10の傭兵たちを震え上がらせた強敵でしたね。

スナッピングタートル 背面
背中のモールドもしっかり再現されています。肩アーマーのフックも別パーツで組み付ける仕様になっていたので、つくるのが面倒だった思い出が残ってますね。

脚部のスワンピークラッグを履かせ、水中戦を再現することも出来ます。

イプシロン“キリコ……、今日こそ貴様の息の根を止めてやる……!!”
クメン編でのワンシーンが脳裏を過ぎりますね。
ボトムズガムではこのほか、バララント聖域軍のAT“ファッティー”も発売されていて、本家タカラのプラモデルに負けないラインナップでした。
三十余年の歳月を経てお披露目させて頂きました、ボトムズガムの品々。いかがだったでしょうか? 今後も驚くような(?)、マニアックで懐かしいフィギュアをご紹介していきたいと思っていますので、ご期待ください。
それでは!
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