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十周年

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当Blogは開設から十周年を迎えました!
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音楽を探して(前編)

ご無沙汰してます。あねさと です。

ここ最近は、幼少時に聴いていた、題名も演奏者も判らない曲、題名は判るけれど誰が演奏していたのか判らなかった曲をリサーチする旅をしていました。いや、世界中を放浪していたわけではなくて、ネットの海を漂っていただけです。ハイ(笑)。


今回、調査したのは15曲。うち、出自の判明したものが11曲で、その内私自身が聞いた録音に行き着いたものが6曲。どうしても判らなかったものが4曲でした。


その内訳は……………………、長くなるけど、読みたい?(笑)






まずは、正解に行き着いた6曲から


1.「ベイビー(Baby)」
2.「偽りのバイアーナ(Falsa Baiana)」

唄:ガル・コスタ(Gal Costa)



歌っているガル・コスタは1960年代後半にデビューし、現在も現役バリバリのブラジルの著名な歌手。「ベイビー」は1969年の「Gal Costa」に収録されていた曲で、私の手元にある最も古いボサノバの曲でもあります。

また「偽りのバイアーナ」という曲はボサノバ/サンバの名曲なんですが、「ベイビー」と同じ日に彼女が歌ったものを録音していまして、そのバージョンがどうしても聴き直したくて、こちらも調べてみました。そうすると、その版は1970年の「Legal」に収録されていたものであることを突き止めました。




3.「憂鬱な一日(Una Giornata Uggiosa)」

唄:ルッチオ・バッティスティ(Luccio Battisti)




歌っているバッティスティは、イタリアン・フォーク/ロック/ポップの巨匠で、イタリアのボブ・ディランとさえ言われた人なんだそうです。写真見たとき、アイドルかと思った(苦笑)。残念ながら1998年に他界されましたが、イタリア語版のWikipediaの記述量から類推して、イタリア音楽界に大きな足跡を残した人のようですね。

ちなみに、この曲を探すのはとても苦労しました。日本で“ゆううつ”と言えば、沢田研二になっちゃうんですよ。ある年代にとっては。

さらに原題も言語もずっと判らなくて…。

最初フランス語かと思ったんですが、にしては響きが違うな……。そんな疑問を持ちながらシャンソンを中心に探していたところ、日本のシャンソン歌手がこの曲を取り上げていたことが判って、それが突破口になりました。




4.「逢いびき(L'appuntamento)」

唄:オルネラ・ヴァノーニ(Ornella Vanoni)




アラン・ドロン主演の映画「ビッグ・ガン」(1973年 伊・仏合作)の主題歌に使われていたことを成人してから知ったんですが、今回あらためて調べなおしてみました。

「逢いびき」は、オルネラ・ヴァノーニ最大のヒット曲だそうで、2004年の米映画「オーシャンズ12」でも使われたのだとか。若い人にはこちらの方が馴染みかもしれませんね。

またオルネラ・ヴァノーニという人は、ミルバ(Milva)、ミーナ(Mina)に並ぶイタリアン・ポップの代表的歌手でもあるということなんですが……。スミマセン、私、知りませんでした(恥)。ミーナやミルバは知ってたんですけどね……。いや、私が好きだったのはチンクエッティ(Gigliola Cinquetti)だったし(爆)。




5.「カンデーラ(Candela)」
6.「ジプシーの太陽(Oripando)」

ギター演奏:マノーロ・サンルーカル(Mnolo Sanlucar)


フラメンコギターの巨匠:マノーロ・サンルーカルのアルバム「カンデーラ」(1981年)に収録されていた二曲。




一曲目の「カンデーラ」は二本のギターにエレクトリック・ドラムを加えたポップな印象のフラメンコ。当時は賛否両論だったそうですが、個人的にはアリだと思います(笑)。フラメンコという伝統的な音楽に近代的な要素を加えるという冒険を、高く評価してもいいのではと思いますね。

ちなみにこの曲、調べるのがたいへんでした。というのも、間違えて「ガンデーラ」を記憶&記録していたからなんですね(恥)。なので検索しても「西遊記」やゴダイゴばかり(苦笑)。この曲をカセットテープに録音した日の放送プログラムが入手できなかったら、“いまだ出自の判らない曲”になっていたかと思います。


さてもう一方の「ジプシーの太陽」。二本のギターに管楽器(ケーナか?)+パーカッションというフォルクローレをも思わせるアレンジのフラメンコ曲。これも探すのに苦労しました。「カンデーラ」もそうだったんですが、原題が判らない。なので「el sol del gitano」と直訳して検索したりもしました。が、なしのつぶて。

前述したように放送リストが手に入って、「カンデーラ」と同じアルバムに収録されていることが判ったので、そのアルバムリストを入手してみたんですが、どこにも“太陽(el sol)”なんて書いてない。まあ、意訳なんだろうとは思ってましたけどね(笑)。で、なんかそれらしき“gitano(スペイン語でジプシーの意味)”という言葉がついたタイトルの曲を視聴してみたんですが……、いや、この曲じゃないな……。

じゃあ、“ジプシー”関係ないのかよ! と、心が折れそうになったんですけど、視点を変えて、曲の長さに着目。(「ジプシーの太陽」は演奏時間が長い曲)。収録時間が一番長かった「Oripando」という曲を試聴してみたら……、これがビンゴでした。後日で調べてみたところ、“Oripando”って、ロマ(ジプシー)の言葉で“太陽”を意味するとのことでした。


※バレエ・アランブラによる舞踊。サンルーカルの「ジプシーの太陽」を一部カットした上で、これをバックに踊っている。





この他に5曲ほど、カセットテープに録音したものと同じ版にはたどり着けなかったものの、どんな曲で誰が演奏したのかが判るなど、長年の謎が氷解した今回の調査でした。


ですが、ここで終わりではありません。いや、ここからが本番(笑)。


どうしても判らなかった曲が4曲ほどありまして。いやこれがどうしても知りたくてたまらないんですよ。でも判らない。手がかりがまったくつかめない。

その4曲とは……。


(続く)。


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