8号機紹介(2)~電源を強化する
前回に引き続き、8号機(自作3号機)にまつわるお話。

動画編集マシンとしての運用をあきらめ、PC-UNIXでの自宅サーバとして仕立て直すことにした8号機を襲った、思わぬトラブルとは------?
動画編集マシンとしては大成しなかった8号機でしたが、自作機という汎用性の高さを生かすべく、自宅サーバへの転用を図ることにしました。
以前の記事でも書いていますが、我が家ではMacintoshとWindowsの両プラットフォームを運用することが前提となっているため、どうしてもファイルのやり取りを仲介するサーバが必須だったんですね。
いまでは標準でWindowsネットワークに接続できるMacintoshですが、私がPCに始めて触れた当時は、高価なソフトウエアを必要としていましたからね……。PC-UNIXを介せば安価に接続できるということで、これに飛びついたんですよ。
それ以外にもFAXとして、WEBサイト構築時の作業用サーバとして、そして音楽プレイヤーとして(笑)欠かせない存在なのです。
ところで、そんな我が家では必須だったサーバですが、初代はヨドバシカメラで安価で売られていたリースアップ品を買って使ってました。(Compaq DESKPRO XE466:3号機)。これが2015年に壊れ、その後継機に、自作2号機(後の10号機)を使用していました。
何故これをずっと使わなかったのかといえば、自作2号機というのはデスクトップ筐体を使っていたんですね。故に拡張性に乏しく、HDDの増設に難がある。
それでは将来困る事案が発生するだろうということで、ミニタワー筐体を使用していた自作1号機を頑張って復旧させることにしたんです。
これにより自作1号機は3代目サーバとして復活。自作2号機は旧システムを温存したまま10号機としてWindows2000をメインとした運用に切り替えることにしたのです。
が、自作2号機に重大な問題が見つかり、運用を断念。この機体はPC-UNIX実験機として引退させることに(泣)。
そして前述の自作1号機も、思ったほどHDDが増設出来ないことが発覚し、それに代わる新たなサーバが必要とされていたんですね。
ということで、8号機に白羽の矢が立った------訳ではありません(笑)。
実は上記の事態を受けて入手したのが12号機:HP ProLiant ML350 G3 というサーバ専用機。超本格的なサーバ機の導入で。強力な制作体制を整えた------つもりだったんですが、騒音と発熱という盲点が……。
色々と試行錯誤を重ねたのですが、当該機の、自宅サーバとしての運用を結局断念することにしたのです。いやだって、夜中眠れないし(爆)。
……ここまで紆余曲折を経て、ようやく8号機に4代目サーバ就任という運びになったのでした。
で、この8号機。先日の記事の通り、もとは動画編集用マシン……となることを想定して組み上げられたものでしたから、内部ベイには余裕があります。シャドウベイにはHDDが最大4台装着出来ますし、5インチベイも4つあります。上2つにドライブ載せてもまだ2つ使える(笑)。自宅サーバに転用するにはもってこいの機体なわけです。
というわけで、もともと動画データを一時保存するRAIDを組むために購入したIDEインターフェィスをそのままRAID 1での運用に変更し、HDD6台による運用を目指したのですが……。
一部のHDDを認識してくれない……。
何でだ! と思ったのですが、その後の検証で電源の容量不足が発覚(苦笑)。泣く泣くHDDを4台に減らしました。
それでも不安定さは完全には解消できず、特にデータ用に組んでいたRAID 1は、時々片肺での運用を余儀なくされるという、実に危険な状態が続いていたのでした。
そして引越し。
不本意ながら実家に戻ってきた後、以前のように常時稼動させる事はなくなりましたが、WEBサイト構築やBlog用画像データのやり取り等に、サーバとしての需要はなくなることがありませんでした。
とはいえ、前述の不安定状況は変わってはいないわけで、騙し騙し運用していく日々が続いていました。
しかし、そんな状況も長くは続かず、運用中、一部のHDDが停止するというトラブルが頻発したこともあって。とうとう大鉈を振るう決断をしました。
電源の交換です。
というわけで、用意したのがこちらのお品。

400WのAT-X電源。
これまで使用していたのは、ケースに付属していた350Wのもの。これでは確かに心許ない(苦笑)。一応Pentium4対応でしたが、HDD4台を動かすには荷が重い。
早速交換作業。
側面ドアを開けて、電源を取り外します。

画面左上のラベルが貼られた箱が電源。AT-X規格なので箱の大きさ、ネジの位置、電源コネクタ等が決められているので、換装作業は難しくありません。
今回一番難儀したのはマザーボードに接続されたメインコネクタを外すことでした。あれが硬いんだ(苦笑)。コネクタは頻繁な脱着を想定して作られていませんから、作業の際は気をつけてください。モノによってはカード類を外す必要が出てくるかもしれません。
で、取り外した様子がこちら

左上がぽっかり空いていますね。
取り外した電源(左)と新たに装着する電源(右)。

左の電源の方が綺麗だなぁ~(爆)。新たに装着する方はサービスコンセントが付いていて、外部周辺機器との連動に便利そうですね。
で、装着後がこちら

前述の通り、ネジ穴の位置も変わりませんので、そのままネジ止めし、あとはコネクタを繋ぐだけです。新しい電源はコネクタ数が増えていましたので、分岐ケーブルを使わずに済み。若干配線周りがスマートになりました。(画面では変化がわかりませんが;爆)。
このあと側面パネルを閉じ、外部機器との配線を戻した上で、電源を投入してチェックします。
実はこのあと別の問題が発覚しまして……。システム用HDDに繋いだIDEケーブルに問題があったことが判り、在庫品と交換を余儀なくされました。(よく持ってたものだ;苦笑)。
一部ののHDDが停止するという不具合は、電源容量ではなく、このケーブルが原因だったのでは……??
でも、電源容量が不足していたことは事実だったので、考えないことにしました(爆)。
こうして完全復活した8号機。そのポテンシャルをフルに発揮する機会は、しばらくは訪れなさそうですが、制作体制の精神的支柱として、これからの活躍が期待されます。
以上、8号機(自作3号機)に関する記事でした!
P.S.
PC電源の安全な再利用方法を教えてください。取り外した電源、何かに使えないでしょうか?

動画編集マシンとしての運用をあきらめ、PC-UNIXでの自宅サーバとして仕立て直すことにした8号機を襲った、思わぬトラブルとは------?
動画編集マシンとしては大成しなかった8号機でしたが、自作機という汎用性の高さを生かすべく、自宅サーバへの転用を図ることにしました。
以前の記事でも書いていますが、我が家ではMacintoshとWindowsの両プラットフォームを運用することが前提となっているため、どうしてもファイルのやり取りを仲介するサーバが必須だったんですね。
いまでは標準でWindowsネットワークに接続できるMacintoshですが、私がPCに始めて触れた当時は、高価なソフトウエアを必要としていましたからね……。PC-UNIXを介せば安価に接続できるということで、これに飛びついたんですよ。
それ以外にもFAXとして、WEBサイト構築時の作業用サーバとして、そして音楽プレイヤーとして(笑)欠かせない存在なのです。
ところで、そんな我が家では必須だったサーバですが、初代はヨドバシカメラで安価で売られていたリースアップ品を買って使ってました。(Compaq DESKPRO XE466:3号機)。これが2015年に壊れ、その後継機に、自作2号機(後の10号機)を使用していました。
何故これをずっと使わなかったのかといえば、自作2号機というのはデスクトップ筐体を使っていたんですね。故に拡張性に乏しく、HDDの増設に難がある。
それでは将来困る事案が発生するだろうということで、ミニタワー筐体を使用していた自作1号機を頑張って復旧させることにしたんです。
これにより自作1号機は3代目サーバとして復活。自作2号機は旧システムを温存したまま10号機としてWindows2000をメインとした運用に切り替えることにしたのです。
が、自作2号機に重大な問題が見つかり、運用を断念。この機体はPC-UNIX実験機として引退させることに(泣)。
そして前述の自作1号機も、思ったほどHDDが増設出来ないことが発覚し、それに代わる新たなサーバが必要とされていたんですね。
ということで、8号機に白羽の矢が立った------訳ではありません(笑)。
実は上記の事態を受けて入手したのが12号機:HP ProLiant ML350 G3 というサーバ専用機。超本格的なサーバ機の導入で。強力な制作体制を整えた------つもりだったんですが、騒音と発熱という盲点が……。
色々と試行錯誤を重ねたのですが、当該機の、自宅サーバとしての運用を結局断念することにしたのです。いやだって、夜中眠れないし(爆)。
……ここまで紆余曲折を経て、ようやく8号機に4代目サーバ就任という運びになったのでした。
で、この8号機。先日の記事の通り、もとは動画編集用マシン……となることを想定して組み上げられたものでしたから、内部ベイには余裕があります。シャドウベイにはHDDが最大4台装着出来ますし、5インチベイも4つあります。上2つにドライブ載せてもまだ2つ使える(笑)。自宅サーバに転用するにはもってこいの機体なわけです。
というわけで、もともと動画データを一時保存するRAIDを組むために購入したIDEインターフェィスをそのままRAID 1での運用に変更し、HDD6台による運用を目指したのですが……。
一部のHDDを認識してくれない……。
何でだ! と思ったのですが、その後の検証で電源の容量不足が発覚(苦笑)。泣く泣くHDDを4台に減らしました。
それでも不安定さは完全には解消できず、特にデータ用に組んでいたRAID 1は、時々片肺での運用を余儀なくされるという、実に危険な状態が続いていたのでした。
そして引越し。
不本意ながら実家に戻ってきた後、以前のように常時稼動させる事はなくなりましたが、WEBサイト構築やBlog用画像データのやり取り等に、サーバとしての需要はなくなることがありませんでした。
とはいえ、前述の不安定状況は変わってはいないわけで、騙し騙し運用していく日々が続いていました。
しかし、そんな状況も長くは続かず、運用中、一部のHDDが停止するというトラブルが頻発したこともあって。とうとう大鉈を振るう決断をしました。
電源の交換です。
というわけで、用意したのがこちらのお品。

400WのAT-X電源。
これまで使用していたのは、ケースに付属していた350Wのもの。これでは確かに心許ない(苦笑)。一応Pentium4対応でしたが、HDD4台を動かすには荷が重い。
早速交換作業。
側面ドアを開けて、電源を取り外します。

画面左上のラベルが貼られた箱が電源。AT-X規格なので箱の大きさ、ネジの位置、電源コネクタ等が決められているので、換装作業は難しくありません。
今回一番難儀したのはマザーボードに接続されたメインコネクタを外すことでした。あれが硬いんだ(苦笑)。コネクタは頻繁な脱着を想定して作られていませんから、作業の際は気をつけてください。モノによってはカード類を外す必要が出てくるかもしれません。
で、取り外した様子がこちら

左上がぽっかり空いていますね。
取り外した電源(左)と新たに装着する電源(右)。

左の電源の方が綺麗だなぁ~(爆)。新たに装着する方はサービスコンセントが付いていて、外部周辺機器との連動に便利そうですね。
で、装着後がこちら

前述の通り、ネジ穴の位置も変わりませんので、そのままネジ止めし、あとはコネクタを繋ぐだけです。新しい電源はコネクタ数が増えていましたので、分岐ケーブルを使わずに済み。若干配線周りがスマートになりました。(画面では変化がわかりませんが;爆)。
このあと側面パネルを閉じ、外部機器との配線を戻した上で、電源を投入してチェックします。
実はこのあと別の問題が発覚しまして……。システム用HDDに繋いだIDEケーブルに問題があったことが判り、在庫品と交換を余儀なくされました。(よく持ってたものだ;苦笑)。
一部ののHDDが停止するという不具合は、電源容量ではなく、このケーブルが原因だったのでは……??
でも、電源容量が不足していたことは事実だったので、考えないことにしました(爆)。
こうして完全復活した8号機。そのポテンシャルをフルに発揮する機会は、しばらくは訪れなさそうですが、制作体制の精神的支柱として、これからの活躍が期待されます。
以上、8号機(自作3号機)に関する記事でした!
P.S.
PC電源の安全な再利用方法を教えてください。取り外した電源、何かに使えないでしょうか?
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