タイマニックの世界(2)~タイムマシーン2
前回に引き続き、「スペーストラベラー・タイマニック」の世界を紐解いていきます。
今回ご紹介するのはこちら。

タイムマシーン2
タイマニックに登場する、物語の中核となるマシンです。
後ほど詳しく説明しますが、「スペーストラベラー・タイマニック」は、広大な宇宙を舞台に、人類と異星人との戦いを描いたハードなSF物語。超光速移動が必須のストーリーであり、タイマニックはそのために開発されたという設定になっています。
そのタイマニックの超光速移動手段として登場するのが、今回紹介するタイムマシーンなのです。
えっ?“超光速移動に何故タイムマシーン?”ですって?
私が物語/設定を考えたわけではないのですが、相対性理論をミンコフスキー的に解釈すれば、時間移動も超光速移動も同義になると言えばお判りになるでしょうか?
…………判りづらいですね(爆)。
そんな前置きはこの辺にして(笑)、早速見てみましょう!
パッケージ正面

相当古いものであり、且つ保存状態が悪かったので、外箱は随分痛んでます(恥)。
箱絵はタイムマシーンと一緒に、別売りのタイマニック2号が写っていて、この商品と組み合わせる製品を明示しています。
ですが、もちろん他のタイマニック(1号及び3号)と組み合わせても問題ありません。
パッケージ裏面

こちらには、商品の特徴、そして関連商品が記載されています。ニックマシーンは欲しかったですね(笑)。残念ながらニックマシーンは所有していません。
パッケージ上面

パッケージ側面

こちらには内部の透視図が記載されています。
内部

梱包材は発泡スチロール。オプションパーツ等は付属せず、基本的にウィングとノズル、前輪のゴムをはめ込んでシールを貼れば、すぐに遊べる仕様になっていました。
なお、前輪のゴムは経年劣化し、左側装着分を破損/紛失しています。
全体

当時のレーシングカーを思わせるようなフォルムです。
後方

この角度から見ると、グラマラスですね(笑)。
正面

低く、地を這うようなスタイル。
左側面

まさにレーシングカーそのものといったスタイル。
背面

エンジン部分には電動モーターが内蔵されていて、走らせることが出来ます。後輪にはギザが刻まれており、これが滑り止めとなって、後輪が空転しないような工夫がされています。
右側面

中央部は電池ボックスです。
下面

中央に見える背骨のようなシャシーフレームが、この商品の鍵になっています。

前輪部、エンジン部分、電池ボックスは、差込ジョイントとマグネットでをL字型のフレームを介して接続する構造になっています。この構造によってある程度自由に形態を変化させることが出来ます。

シャシーフレームを前後逆にして組みつけてみました。この他にもユーザーのアイディアで様々な形に変化させることが可能です……。
…………と書きたいのですが、実際は思ったほど変化させることが出来ず、そのバリエーションは限られていたというのが事実でした。
このあたりは別売りの商品(タイムマシーン1及び3、ニックマシーン等)と組み合わせないと、その真価を発揮させることは難しいと感じましたね。

電池ボックスは、両脇に単三乾電池を投入する仕様。

下面両脇が観音開きのように開いて、そこに電池を入れる形になります。
タイマニックと並べて

商品写真ではタイマニック2号でしたが、もちろん1号や3号でも遊べます。
基本的に“乗り物”はその性質上、大きくなりがちなのですが、この商品はタイマニックと比べてもそれほど大きくありません。

このタイムマシーンに、タイマニックは搭乗させることが出来ません。レーシングカーのような形状のため、たまたま座らせることが出来ただけであり、これがタイムマシーン1であった場合はアウトです。基本的にタイマニックが搭乗するのはニックマシーンの役目になります。(タイムマシーン3号を除く)
じゃあ、タイマニックとタイムマシーンはどう組み合わせるのかというと……。

このように、手足を外し、シャシーフレームに取り付ける形態になります。なおパッケージ写真では胸部を装甲を取り外してますが、ここでは装着したままにしています。その方が格好いいでしょう?(笑)

実はタイマニックの頭部にはライトが仕込まれていて

タイムマシーンの電源をONにすると、タイムマシーンが動くのに合わせて頭部が点灯します。
実は、タイムマシーンのシャシーフレームは伝導線も兼ねていて、配線の煩わしさを意識することなく、電動と組み換えを両立させています。
ここが“タイマニック”という商品のユニークなところで、最大のセールスポイントでもありました。

その構造ゆえに、電池ボックスだけを背負わせることも可能です。……ちょっと無理がありますが(苦笑)。おそらくこれがDXタイマニック3号のヒントになったんじゃないかなと思います。

また、シャシーフレームはタイマニックの腰部と同じ形状のジョイントになっていますので、画像のようにエンジンと電池ボックスの向きを変えてタイマニックと接続して遊ぶことも出来ます。もちろんこの状態でもタイマニックの頭部を点灯させることが出来ます。
いかがでしたでしょうか?
これほど独創的な玩具シリーズが何故ヒットしなかったのでしょうか------?
後日詳しく検証していくつもりですが、誕生日プレゼントとして買ってもらった本人としては、この商品、どのように遊ぶか悩んだ記憶があります。タイマニックと組み合わせると色々と面白い遊び方が出来るのですが、逆に言えばタイマニックやニックマシーンがないと遊べない玩具でもありました。
前日の通り、組み替え遊びが出来るようになっていますが、そのバリエーションは豊富とは言えず、他のフィギュア-----当時流行っていたミクロマン等と絡めることも難しく、扱いに困っていたというのが本音でした。私のみならず、当時の子供達の多くがそのように感じていたのではないかと思います。
屋根裏に仕舞われていたこれをウン十年ぶりに引っ張り出して、当Blogでお披露目できることとなり、いささか感慨深いものがありますが、先日紹介したタイマニック3号を譲り受けていなかったら、その機会も失われていた可能性もあったのも事実で、よくこれが残っていたなと、あらためて思うのでした。
とはいいつつ、心のどこかで“いつかタイマニックを……”と思っていたことも事実で、ようやくそれが実現する機会がやってきた------それが今回の“春の特集”でした。

というわけで、「スペーストラベラー・タイマニック」の特集はまだまだ続きます。お楽しみに!
今回ご紹介するのはこちら。

タイムマシーン2
タイマニックに登場する、物語の中核となるマシンです。
後ほど詳しく説明しますが、「スペーストラベラー・タイマニック」は、広大な宇宙を舞台に、人類と異星人との戦いを描いたハードなSF物語。超光速移動が必須のストーリーであり、タイマニックはそのために開発されたという設定になっています。
そのタイマニックの超光速移動手段として登場するのが、今回紹介するタイムマシーンなのです。
えっ?“超光速移動に何故タイムマシーン?”ですって?
私が物語/設定を考えたわけではないのですが、相対性理論をミンコフスキー的に解釈すれば、時間移動も超光速移動も同義になると言えばお判りになるでしょうか?
…………判りづらいですね(爆)。
そんな前置きはこの辺にして(笑)、早速見てみましょう!
パッケージ正面

相当古いものであり、且つ保存状態が悪かったので、外箱は随分痛んでます(恥)。
箱絵はタイムマシーンと一緒に、別売りのタイマニック2号が写っていて、この商品と組み合わせる製品を明示しています。
ですが、もちろん他のタイマニック(1号及び3号)と組み合わせても問題ありません。
パッケージ裏面

こちらには、商品の特徴、そして関連商品が記載されています。ニックマシーンは欲しかったですね(笑)。残念ながらニックマシーンは所有していません。
パッケージ上面

パッケージ側面

こちらには内部の透視図が記載されています。
内部

梱包材は発泡スチロール。オプションパーツ等は付属せず、基本的にウィングとノズル、前輪のゴムをはめ込んでシールを貼れば、すぐに遊べる仕様になっていました。
なお、前輪のゴムは経年劣化し、左側装着分を破損/紛失しています。
全体

当時のレーシングカーを思わせるようなフォルムです。
後方

この角度から見ると、グラマラスですね(笑)。
正面

低く、地を這うようなスタイル。
左側面

まさにレーシングカーそのものといったスタイル。
背面

エンジン部分には電動モーターが内蔵されていて、走らせることが出来ます。後輪にはギザが刻まれており、これが滑り止めとなって、後輪が空転しないような工夫がされています。
右側面

中央部は電池ボックスです。
下面

中央に見える背骨のようなシャシーフレームが、この商品の鍵になっています。

前輪部、エンジン部分、電池ボックスは、差込ジョイントとマグネットでをL字型のフレームを介して接続する構造になっています。この構造によってある程度自由に形態を変化させることが出来ます。

シャシーフレームを前後逆にして組みつけてみました。この他にもユーザーのアイディアで様々な形に変化させることが可能です……。
…………と書きたいのですが、実際は思ったほど変化させることが出来ず、そのバリエーションは限られていたというのが事実でした。
このあたりは別売りの商品(タイムマシーン1及び3、ニックマシーン等)と組み合わせないと、その真価を発揮させることは難しいと感じましたね。

電池ボックスは、両脇に単三乾電池を投入する仕様。

下面両脇が観音開きのように開いて、そこに電池を入れる形になります。
タイマニックと並べて

商品写真ではタイマニック2号でしたが、もちろん1号や3号でも遊べます。
基本的に“乗り物”はその性質上、大きくなりがちなのですが、この商品はタイマニックと比べてもそれほど大きくありません。

このタイムマシーンに、タイマニックは搭乗させることが出来ません。レーシングカーのような形状のため、たまたま座らせることが出来ただけであり、これがタイムマシーン1であった場合はアウトです。基本的にタイマニックが搭乗するのはニックマシーンの役目になります。(タイムマシーン3号を除く)
じゃあ、タイマニックとタイムマシーンはどう組み合わせるのかというと……。

このように、手足を外し、シャシーフレームに取り付ける形態になります。なおパッケージ写真では胸部を装甲を取り外してますが、ここでは装着したままにしています。その方が格好いいでしょう?(笑)

実はタイマニックの頭部にはライトが仕込まれていて

タイムマシーンの電源をONにすると、タイムマシーンが動くのに合わせて頭部が点灯します。
実は、タイムマシーンのシャシーフレームは伝導線も兼ねていて、配線の煩わしさを意識することなく、電動と組み換えを両立させています。
ここが“タイマニック”という商品のユニークなところで、最大のセールスポイントでもありました。

その構造ゆえに、電池ボックスだけを背負わせることも可能です。……ちょっと無理がありますが(苦笑)。おそらくこれがDXタイマニック3号のヒントになったんじゃないかなと思います。

また、シャシーフレームはタイマニックの腰部と同じ形状のジョイントになっていますので、画像のようにエンジンと電池ボックスの向きを変えてタイマニックと接続して遊ぶことも出来ます。もちろんこの状態でもタイマニックの頭部を点灯させることが出来ます。
いかがでしたでしょうか?
これほど独創的な玩具シリーズが何故ヒットしなかったのでしょうか------?
後日詳しく検証していくつもりですが、誕生日プレゼントとして買ってもらった本人としては、この商品、どのように遊ぶか悩んだ記憶があります。タイマニックと組み合わせると色々と面白い遊び方が出来るのですが、逆に言えばタイマニックやニックマシーンがないと遊べない玩具でもありました。
前日の通り、組み替え遊びが出来るようになっていますが、そのバリエーションは豊富とは言えず、他のフィギュア-----当時流行っていたミクロマン等と絡めることも難しく、扱いに困っていたというのが本音でした。私のみならず、当時の子供達の多くがそのように感じていたのではないかと思います。
屋根裏に仕舞われていたこれをウン十年ぶりに引っ張り出して、当Blogでお披露目できることとなり、いささか感慨深いものがありますが、先日紹介したタイマニック3号を譲り受けていなかったら、その機会も失われていた可能性もあったのも事実で、よくこれが残っていたなと、あらためて思うのでした。
とはいいつつ、心のどこかで“いつかタイマニックを……”と思っていたことも事実で、ようやくそれが実現する機会がやってきた------それが今回の“春の特集”でした。

というわけで、「スペーストラベラー・タイマニック」の特集はまだまだ続きます。お楽しみに!
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