タイマニックの世界(4)~食玩“タイマニック”
1970年代後半に展開された、オリジナル・ハードSF玩具シリーズ「スペーストラベラー・タイマニック」。今回は明治製菓(現:明治)から発売されたタイマニックの食玩をご紹介します。

実はこの商品については、文献がほとんど残ってなく、そして私自身記憶がほとんどないため、具体的にどんな商品だったのかご説明することが出来ません(恥)。先日紹介した「タイマニック3号」の裏箱に広告が入ってますので、チョコボールのおまけだったことはわかるのですが、それ以上のことは思い出せませんでした(無念)。
他の方が言及していないかネットで調べてもみましたが、詳細について記述されているサイトは皆無に近く、有益な情報を得ることが出来ませんでした。
そもそもこの食玩を三体も手に入れ、しかも今日まで保持し続けていたこと自体、奇跡のようなもので……というのは言い過ぎですが(笑)、非常に貴重なもの(?)であることは間違いないと思います。
早速見てみましょう。
赤 正面

はっきり言って、タカラ製の「タイマニック」とはまったく異なる造形/デザインです。これは何号なんだ?(爆)。
タイマニックが発売された年、コミカライズ作品があったという話を聞いたのですが、その現物を見ていないので真偽の程は判らないのですが、どうやらその漫画作品に準じたデザインではないかということのようです。
コミカライズといえば、「ミクロマン」ではテレビマガジン(著:森藤よしひろ先生)と冒険王(著:新宅よしみつ先生)での展開を思い出しますね。「タイマニック」の後に発売された「ダイアクロン」では成井紀郎先生によってテレビマガジンで連載されていましたね。
赤 左側面

本製品はポリエチレン製で、バリも多く、パーティションラインも目立ちますが、このサイズゆえ仕方がないでしょう。モールドも甘めで、良くも悪くも当時の食玩です。
赤 背面

背中の穴は気泡だと思います。
赤 右側面

とはいえ、目鼻のディテール等はきちんとつくられていますから、造型師の腕は確かじゃないかと思います。
銀1 正面

なんか悪人顔ですが(笑)、タイマニックです。いま気がついたんですが、銃を左手で持ってますね。
銀1 左側面

銀1 背面

モールドは“赤”よりもしっかりしているわけではないですが、本体の色味の関係で映り栄えがよく、細かな部分まではっきりと視認できます。
銀1 右側面

銀2 正面

銀はもう一体。頭部の角がタイマニック3号に似ていますが、共通点はそれくらいです。タイマニックに見えないな(爆)。
銀2 左側面

銀2 背面

タイマニックにパワーキャラなんていたかなぁ……??(笑)
銀2 右側面

タイマニック(タカラ製品)と比較して

食玩の大きさは約4cmで、タイマニックの下腕とほぼ同サイズ。
こうして見比べるとサイズやデザインだけではなく、雰囲気もまるで違いますね。タカラの製品はスタイリッシュで未来的なのに対し、食玩は昭和30~40年代頃に流行った未来予想図的な雰囲気があります。
この“おまけ”自体は、本製品よりも種類も多く、色バリエーションも豊富だった様に記憶しており、本シリーズよりも長く続いていたんじゃないかと思いますが、何せ相当昔のことなので、記憶違いもあるかもしれません。こういったものを後世へ記録として残しておくという習慣がありませんでしたから、なかなか辛いですね。
タイマニックは、そのサイズやギミックもあって、他のタカラ製品(ミクロマン)よりも割高感があったため、こういった食玩が発売されたことは嬉しかったですね。タイムマシーンをプレゼントされてから、タイマニック3号を譲り受けるまでの数年間、私にとってのタイマニックは文字通りこれでした。オリジナルのシリーズでは描ききれなかった世界を補完する役割を、この食玩たちが担っていたんじゃないかと思います。
しかしまあ、よく捨てられずに残っていたものだ(苦笑)。
そして長い年月を経て、こうやって皆様にお披露目でき、とても感慨深いものがあります。
願わくば、このタイマニックの世界を現代に甦らせて欲しいですね。まあ、それは難しいでしょうけれど、再評価くらいはされてもいいかなとも思います。再評価できる部分があるかどうかは……ですけど(<オイ!)。

4回に渡ってお伝えしてきた「スペーストラベラー・タイマニック」の世界。まだまだ続く予定です。次回分掲載までちょっと間隔があきますが、気長にお待ちください。
どうぞお楽しみに!

実はこの商品については、文献がほとんど残ってなく、そして私自身記憶がほとんどないため、具体的にどんな商品だったのかご説明することが出来ません(恥)。先日紹介した「タイマニック3号」の裏箱に広告が入ってますので、チョコボールのおまけだったことはわかるのですが、それ以上のことは思い出せませんでした(無念)。
他の方が言及していないかネットで調べてもみましたが、詳細について記述されているサイトは皆無に近く、有益な情報を得ることが出来ませんでした。
そもそもこの食玩を三体も手に入れ、しかも今日まで保持し続けていたこと自体、奇跡のようなもので……というのは言い過ぎですが(笑)、非常に貴重なもの(?)であることは間違いないと思います。
早速見てみましょう。
赤 正面

はっきり言って、タカラ製の「タイマニック」とはまったく異なる造形/デザインです。これは何号なんだ?(爆)。
タイマニックが発売された年、コミカライズ作品があったという話を聞いたのですが、その現物を見ていないので真偽の程は判らないのですが、どうやらその漫画作品に準じたデザインではないかということのようです。
コミカライズといえば、「ミクロマン」ではテレビマガジン(著:森藤よしひろ先生)と冒険王(著:新宅よしみつ先生)での展開を思い出しますね。「タイマニック」の後に発売された「ダイアクロン」では成井紀郎先生によってテレビマガジンで連載されていましたね。
赤 左側面

本製品はポリエチレン製で、バリも多く、パーティションラインも目立ちますが、このサイズゆえ仕方がないでしょう。モールドも甘めで、良くも悪くも当時の食玩です。
赤 背面

背中の穴は気泡だと思います。
赤 右側面

とはいえ、目鼻のディテール等はきちんとつくられていますから、造型師の腕は確かじゃないかと思います。
銀1 正面

なんか悪人顔ですが(笑)、タイマニックです。いま気がついたんですが、銃を左手で持ってますね。
銀1 左側面

銀1 背面

モールドは“赤”よりもしっかりしているわけではないですが、本体の色味の関係で映り栄えがよく、細かな部分まではっきりと視認できます。
銀1 右側面

銀2 正面

銀はもう一体。頭部の角がタイマニック3号に似ていますが、共通点はそれくらいです。タイマニックに見えないな(爆)。
銀2 左側面

銀2 背面

タイマニックにパワーキャラなんていたかなぁ……??(笑)
銀2 右側面

タイマニック(タカラ製品)と比較して

食玩の大きさは約4cmで、タイマニックの下腕とほぼ同サイズ。
こうして見比べるとサイズやデザインだけではなく、雰囲気もまるで違いますね。タカラの製品はスタイリッシュで未来的なのに対し、食玩は昭和30~40年代頃に流行った未来予想図的な雰囲気があります。
この“おまけ”自体は、本製品よりも種類も多く、色バリエーションも豊富だった様に記憶しており、本シリーズよりも長く続いていたんじゃないかと思いますが、何せ相当昔のことなので、記憶違いもあるかもしれません。こういったものを後世へ記録として残しておくという習慣がありませんでしたから、なかなか辛いですね。
タイマニックは、そのサイズやギミックもあって、他のタカラ製品(ミクロマン)よりも割高感があったため、こういった食玩が発売されたことは嬉しかったですね。タイムマシーンをプレゼントされてから、タイマニック3号を譲り受けるまでの数年間、私にとってのタイマニックは文字通りこれでした。オリジナルのシリーズでは描ききれなかった世界を補完する役割を、この食玩たちが担っていたんじゃないかと思います。
しかしまあ、よく捨てられずに残っていたものだ(苦笑)。
そして長い年月を経て、こうやって皆様にお披露目でき、とても感慨深いものがあります。
願わくば、このタイマニックの世界を現代に甦らせて欲しいですね。まあ、それは難しいでしょうけれど、再評価くらいはされてもいいかなとも思います。再評価できる部分があるかどうかは……ですけど(<オイ!)。

4回に渡ってお伝えしてきた「スペーストラベラー・タイマニック」の世界。まだまだ続く予定です。次回分掲載までちょっと間隔があきますが、気長にお待ちください。
どうぞお楽しみに!
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タイマニックコミカライズ
うちの覚えてる『タイマニック』のコミカライズ版はテレビマガジン誌掲載で、聖悠紀先生によって描かれていたものです。但し確かにパワータイプのメンバーもいましたが、このフィギュアの姿に相当するキャラは一つもありませんね。パッケージが現存してたら…と思ってググって見てもその由来キャラすら判りませんorz。
RE:タイマニックコミカライズ
>>ちいさいおおかみ様
貴重な情報、ありがとうございます。
タイマニックに関しては、当時の玩具と付随するリーフレット、
そしてこの食玩しか情報を持ってなかったのですよ。
コミカライズされたものがあると知ったのも、記事を書くために
検索した結果で、その詳細は判らないままでした。
(当時テレビマガジン誌は購読していませんでした)。
この食玩に関しては、タイマニックの世界観とは無関係に
SFっぽいものを封入してたんじゃないかと勝手に想像しているのですが、
真実は当時の関係者に聞いてみないとわからないのでしょうね。
タイマニックに関しては、この後、「オレストーリー」を
でっち上げています。たいしたものではありませんが、
よろしければ、御一読いただければ幸です。
コメント、ありがとうございました
貴重な情報、ありがとうございます。
タイマニックに関しては、当時の玩具と付随するリーフレット、
そしてこの食玩しか情報を持ってなかったのですよ。
コミカライズされたものがあると知ったのも、記事を書くために
検索した結果で、その詳細は判らないままでした。
(当時テレビマガジン誌は購読していませんでした)。
この食玩に関しては、タイマニックの世界観とは無関係に
SFっぽいものを封入してたんじゃないかと勝手に想像しているのですが、
真実は当時の関係者に聞いてみないとわからないのでしょうね。
タイマニックに関しては、この後、「オレストーリー」を
でっち上げています。たいしたものではありませんが、
よろしければ、御一読いただければ幸です。
コメント、ありがとうございました