自己との対話~2015年を振り返る(2)

翼
「恒例の年末企画『自己との対話~2015年を振り返る』。今年も第二回目は、フィギュア漫画について、詳しく振り返ってみたいと思います。」

「今年も随分と公開が遅れましたね。」

「うん……、うん……、」

「で、原因はいつものように“切り抜き”作業にあるわけなんですね?」

「うん……、うん……、」

「解決策はないんですか!?」

「一応、現状での改善策は施していて、『タイマニック』記事で使った技術をフィギュア漫画の方に導入することで、若干のスピードアップをしてます。ただ、抜本的な解決策となると……。」

「あるのか……?」

「撮影方法を変えないと無理ですね~!」

「つまり、背景合成をやめないと無理と言うことですか?」

「ま、平たく言うとそういうことです。ただ、実際にはそうもうまくいかなくて……。試験的に何カットかやってみましたが、あらかじめボケた背景を用意するなど、奥行き感を出すための工夫が必要だったりしますね。いろいろと撮影前の計算が要求されるので、言うほど簡単なことではないです。」

「それでも工期短縮には繋がるんだろう?」

「その可能性は大ですが、撮影スペースを広げる必要に迫られるので、そう簡単に実現できることではないですね。また、背景と一緒に撮影するカットを増やしても、現状合成をゼロにすることは難しいですし。」

「でも、このままではジリ貧になってしまうのではないですか?」

「そこなんですよね~。本当はフィギュア漫画が当Blog及び姉妹サイトの目玉企画なんですが、更新頻度が開きすぎて、全然目玉になってないことが大問題なわけですよ。」

「そうこうしているうちに、新作の企画も進めているわけなんだよな?」

「そうなんですよ~。今年中に第十一話が公開できなかった要因の一つがそれでしたから。」

「真面目な話、何とかしないといけませんね。……何とかなりそうですか?」

「何とかなるかはわかりませんが、フィギュア漫画は、区切りのつく第十四話までこの体制で進め、それ以降は一旦休止した上で、制作体制を見直し、仕切りなおして再開していこうと思ってます。さすがに中止するわけにもいかないので。なので、来年、再来年で二話づつの公開になりそうな感じですね。」

「う~ん、それはつらいなぁ……。」

「その分、新作に力を入れると言うことで。こちらは完全オリジナルな、普通のコマ漫画なので、フィギュア漫画ほど時間も掛からないと思ってます。」

「でも、前科がありますよね?」

「『バンガードX 20ページ特別編』か……。あれ、まだ出来上がってなかったよな!?」

「ハハハ……、イタいとこつきますね……。そうならないように、なるべく簡素化して描いていこうと思ってます。まあ、それが本来の描き方なので。」

「それで許されるんですか?」

「今度描く作品は、基本コメディ……というか、ギャグ漫画なので問題ないでしょう。描き込み過ぎもよくないですし。」

「……ということは、期待していいんだな?」

「それは……、出来上がってから聞いてくださいよ。」

「そこは胸張って“ハイ”と言えるようにならないと……。
(続く)
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