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十周年

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パジェロミニに乗った!

三菱パジェロミニ


冒頭から下手くそな絵で申し訳ありませんが、先日、三菱パジェロミニに乗ってきました。

……といっても私の車ではなく、従兄弟の車。従兄弟がこの車(中古車)を手に入れ、その納車の手伝いをしてきたんですね。

つまり、どういうことかというと……






今回登場の私の従兄弟は、私の家から30kmほど離れた隣の隣の市に住んでいるんですが、市の中央まで通う足車を、私の住んでいる家の近所にある、自動車解体が本業の車屋さんから買ったらしいんですね。(当然中古車)。なんで自分の市ではなく私の住んでいる町だったのだろうとか、いろいろ疑問もなくはないですが、いろいろと見て廻った結果なのでしょう。新車と違って中古車は世界に一台しかないわけですから。(一台一台コンディションが違うという意味です)。


地図_20161113


ところでその私の従兄弟は、実は結構な車好き&バイク好きではあるんですが、その持っている車が冬の通勤にはツライらしい。そりゃそうだ。R32スカイラインという年代モノですからね…。これから吹雪いたりすることもある当地では、雪道に強い、維持費も掛からない車があると便利です。

そんなわけで、車を買い増ししたわけですが、公共交通機関が発達していないご当地、従兄弟は自動車でお店に向かうしかないわけです。で、新しく買った車を引き取って……、で、乗ってきた車はどうするんだい?

……というわけで私が登場することに(笑)。


さて当日。私の家に従兄弟がやってきて、しばらくおしゃべりをしてから、例の自動車屋さんへ。お店の人から鍵をもらい、向かった先にあったのは……。


三菱パジェロミニ。

三菱パジェロミニ


“三菱か……”と思わずつぶやいたのは言うまでもない。このご時世、いろんな意味で世間の注目を浴びた会社の車とは……。買ったのが私ではないから別にいいけど、三菱か……。


ま、クロカン得意の三菱だし、いきなり火吹いたり、爆発したり、立ち往生するようなことはないだろう。曲がりなりにも日本の自動車なんだし(笑)。


……ということで、早速出発。といっても、保険屋さんに車検証をFAXするために、一旦私の家に戻ることに。ちなみに従兄弟は乗ってきた車に乗り。従兄弟が買ったパジェロミニは私が乗ることに(え?)


マニュアル車か…。


前日に電話で聞いていたけれど、内心、結構ビビってました。マニュアル車なんてほとんど乗ってませんでしたからね。ついでに言うと軽自動車を運転するのも、我が家の軽トラック以外ははじめてでして……。ちょっぴり不安がございました。


さてここで一度、三菱パジェロミニについておさらいしておきましょうか。

三菱パジェロミニは、三菱自動車工業が1994年~1998年、1998年~2013年の二台に渡って生産していた軽自動車規格のSUV(sポーツ・ユーティリティ・ビークル)。パリ・ダカール・ラリーで活躍したパジェロの弟分として人気を博したモデルとしても知られています。フレームを内包したモノコック構造というユニークな手法をとることで、パジェロの弟分に恥じない悪路走破性を確保する一方で、一般道での快適性も併せ持つという一粒で二度おいしい自動車。その構造によって得られるボディ硬性高さにより、軽自動車の中では屈指の衝突安全性も有しているそうです。

なかなかいい車じゃないですか!


三菱パジェロミニ


エンジンは軽自動車では珍しい4気筒DOHCでターボとNA(ナチュラル・アスピレーション:自然吸気。所謂ノンターボ)の二種類。これに5速マニュアルミッションもしくはオートマチックトランスミッション(初代は3速、二代目は4速)を組み合わせる。そして副変速機によって2駆/4駆を切り替える、パートタイム4WD(一部車種ではFRの2WD)という構成になっている。

う~ん、真面目に造られた車じゃないですか。××を繰り返していた会社の車とは思えない(笑)。


……これらは後で調べてみて判ったことなんですが、それを知らずとも、車屋さんから自宅に戻るまでの短い間の第一印象として、悪くないものを感じていました。


Kちゃん(←私の従兄弟)、いい買い物をしたじゃない!


……と思ったんですがね。この後いろいろと話しが続くわけです。次回に廻さず、このまま話を続けます(笑)。


保険屋さんに車検証のFAXを送り、一息ついたところでKちゃんの家へ向かいます。パジェロミニの運転は引き続き私。なれないマニュアル車での遠出にドキドキ、不安でいっぱいです。


シートポジションを調整し、ミラーの角度を合わせます。……ん、この車は軽自動車ながらタコメーターが付いてるんだね。いいじゃない! 私好みですよ。私がオーナーじゃありませんけど(爆)。でもメーター上部がステアリングの影になって見づらいな……。チルトは……できないのか。残念。まあ、軽だしな……。


とりあえず燃料を入れましょう。買ったばかりの自動車には燃料が入ってませんからね。(これ重要)。自動車買ったときに始めに行う儀式(?)が給油だったりします。そういえば(ルノー・)ルーテシア買ったときも受領直後にスタンドに駆け込んだっけ……


ということで、近所にあるセルフ式のガソリンスタンドに立ち寄ります。ええっと、給油口カバーはどうやってあけるんだ?(恥)


皆さん御存知の通り、ほとんどの日本車は運転席内のレバーを引いて給油口カバーを開けるのですが、そのレバーがなかなか見つからない(恥)。こういうのはメーカーごと、車種ごとにバラバラだったりしますから、結構面倒なんですね。取説もないですし。

まあ、何とか見つかりましたけどね。

で、給油口キャップを開けて燃料(レギュラーガソリン)を入れるんですが……、この間、給油口キャップはどうしたらいいんでしょう?(苦笑)


給油口キャップあれこれ


まあ、セルフ式スタンドにはちゃんと給油口キャップを置ける台みたいなのがあったりするんですが、なんか忘れたり、失くしたりしそうで怖いですよね。私が以前乗っていたルーテシアは、給油口カバーは手で開ける、給油口キャップはキーを差し込んで開ける、など、原始的ではあったんですが、カバーにフックが付いていて、給油中はキャップを引っ掛けておくことが出来るなど、色々と合理的なつくりにはなっていましたね。最近はそういう仕組みは廃されているようですが、キャップにはストラップが付いていたりで、このあたり、日本車には見られない細やかさがあったりします。日本でセルフ式が普及したのもここ10年くらいでしたからね。やむを得ない部分もあるでしょう。


さて、本題へ戻りましょう。給油も終わって一路、Kちゃん宅へ。


慣れないマニュアル車操作で気が付いたのは、この三菱パジェロミニ、結構トルク(感)があるということ。悪路走破を念頭に置いたSUVだからなのか、発進したらすぐにセカンドギアに入れないといけないような感覚。もしかするとセカンド発進も出来るんじゃないかと思うくらいの粘り強さを感じました。まあ、そうじゃないと悪路走れませんよね。

一方で低速ギア重視の設定なのか、元々パワーがない上に軽自動車にしては重い車重もあって、トップ(5速)でも60kmで結構なエンジン回転数になっていました。勾配のきつい上り坂ではシフトダウンを余儀なくされるほど。街中では問題ないんですが、峠越えを余儀なくされる南側の隣の市へは、これで行きたくないと思いましたね。エンジン自体は高回転域までしっかり廻ってくれますし、そのあたりは昔のフランス・イタリア車みたいで面白いんですが、ちょっと余裕がなさ過ぎかな。当然燃費にも響いてきそうです。

またシフトロッドが短めで、私が不慣れなせいもあって、高い頻度でシフトミスしてました。その後に運転したKちゃんも同じ指摘(シフトロッドが短い)をしていたので、私が特別ということではないようです。(シフトミスは私だけだと思いますが;恥)。

ペダル配置は日本車なので特に問題なし。強いてあげればクラッチペダルのストロークが長いことかな。すみませんね、脚が短くて。

また前述のようにハンドルにチルト機構がないので、背の高い人----座高の高い人は、メーター上部が見難いかもしれません。もっともこれは座席位置にも関係することなのですが、日本のドライバーは椅子を後ろ寄りにセットするケースが多いんですよね。そのあたりも一因かもしれません。

一方で視界は視線が高めなこともあって良好。それ故にスピード感は感じられませんが、この車にそんなものは不要でしょう。高いボディ硬性もあって、走らせて不安を感じるシーンはほとんどありませんでした。SUVということもあって、サスペンションもしっかりしていて、軽自動車にありがちな頼りなさは微塵も感じませんでした。もっとも車高が高く、重心もまた高い車ですから、峠を攻めるような走りは不向きです。車副、ホイルベース共々短いですからね。無理は禁物です。


軽自動車って、やっぱり四輪版“原付”なんだなと感じます。“原動機付”四輪車というのは別に存在するんですが、軽自動車では四人乗せて荷物を載せて、その上でしっかり走るというのは少々難しいのではないかと感じますね。個人的には軽自動車規格そのものにいびつなものを感じますし、そんな自動車が一番売れている日本の状況に不安を感じてしまう今日この頃だったりします。自動車選択の最優先事項が“燃費”というのもなんだかねぇ……。


その“燃費”ですが、パジェロミニにはあまり期待できそうもない----そんな感じがしました。パワーがない上に車重が重い。前述のように低速ギア重視で、Topで60kmで4,000回転近くまで回るというのでは燃費も何もありません。スカイラインR32よりはいいだろうけど……(苦笑)。


総じて、私好みの車ではあるけれど(笑)、燃費重視のアシ車には向かない気がします。一方で野山を駆け回る遊び車としては最上でしょう。


さて、Kちゃん宅に到着後、R32スカイラインを冬眠させるために、Kちゃんの実家に向かいます。そして伯父さん伯母さんに挨拶。今度は仕事を終えた(?)私を家まで送るために、Kちゃんがパジェロミニを運転します。


“なんか、スピード感のない車だなー!”


自分が選んだ車にちょっとガッカリした様子のKちゃん。特に燃費がよくなさそうなところに一番の不満が出たみたいです。まあ、あれだけ回さないといけない車であればしようがないよね。


……というわけで、中古車を選ぶ際はなるべく試乗しようというオチでした(笑)。


でも個人的な感触は悪くなかったですね。中古車市場で人気があるのも判ります。欠点も少なくないですが、楽しい車の一つではないかと感じました。


以上、三菱パジェロミニの試乗記でした!

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お絵描きや1/12フィギュアを
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