魅惑の1/6フィギュア(番外編1)
長きに渡り(?)1/6フィギュアの魅力を語ってきましたが、今回は番外編として、私が1/6フィギュアを本格的にコレクションする、その理由となった妄想ストーリーについてお話していきたいと思います。

いや、そんなものはいらん? まあ、そう言わないで(笑)……。
「Division G」
休暇でフィラデルフィアを訪れていた“ルビー”こと、エリカ・ラファンは、夜間に当地で発生した謎の怪光に興味を持ち、調査を始める。途端に騒動に巻き込まれるなど、何者かに付け狙われていると思われるケースが頻発。元警察官だった彼女は更に深まる謎を追求していくのだった…。

そんな最中、偶然鉢合わせた騒動を切り抜けた先に、助けを求める一人の人物を見る。その人物は何者なのか? 自身の名を“ミッズィー”としか語らない、少年とも少女とも取れるその人物を保護し、ルビーはニューヨークへと戻る。
しかし、彼女には追っ手が迫っていた。奴らは何者なのか? -----思案している暇はない。とにかく急いでここ(米国)を離れよう。

ルビーは国連総会に出席するためにニューヨークに滞在している叔父を訪ね、外交特権を利用して、特別機で母国フランスへ逃れるのだった。
そしてパリ。既に彼女の自宅には特殊部隊が囲んでいて、蟻一匹も這い出る隙間はなかった。

もはや万事休す。ルビーは当局の指示に従わざるを得ない。しかし、彼らは手荒なまねはせず、二人を紳士的な態度で扱った。やがて二人の前に現れたのは、英国海兵隊の将校:アーサー・シグと名乗る人物だった…。

シグは語る。“ミッズィー”は極秘研究の一環でつくられた、特殊能力をもつクリーチャーの一人であり、彼らを適切に保護しないと人類にとって危険であると。したがって“ミッズィー”を英国に引き渡して欲しい…。
しかし、そんな要求には応えられない。ルビーは抗議すると、シグは言う。恐らく米国はもちろんフランス政府も“ミッズィー”確保に乗り出すと。
“確かに”。同意するルビー。だが、“ミッズィー”は引き渡さない。そこだけは譲らないルビー。
しかしシグ少佐はすべてを悟っているかのようにこういい残し、一時退去するのだった。“我々はミッズィーの力を特定の国のためではなく、正義のために使いたい”、と。
それを裏書するかのように事態は急変していた。例の研究で生み出されたと思われるクリーチャーたちが結託し、人類に挑戦を挑んできたのだ。

人類のエゴによって生み出されたクリーチャーたちによって、人類は新たな危機を迎えようとしている。その中でルビーはどのような決断をするのか? そして謎のクリーチャー“ミッズィー”は?
……てなプロローグで始まる壮大(?)なストーリー:「Division G」というストーリー(フィギュア漫画)を考えていたのですよ。
ま、一言で言えば“バカ”ですな(苦笑)。
そしてそのために、仲間のキャラクターや敵、エキストラなども含めて買い漁ったのは懐かしい思い出。
おかげで集めたフィギュアは100体を越え、展示するスペースも事欠き、いまは倉庫に眠る有様ですが、このときの挑戦と失敗がなければ、フィギュア漫画はもちろん、当Blogも存在していなかったのだろうなと思いますね。
たくさん散財したけれど、失うものよりも得たものの方が多かった気がします。
たくさんの事を学びましたし、多くの人と出会うことができましたしね。
絵を描くことの多い私にとっては、立体造形物を手に取るというのは、それだけでもう、ものすごい量の情報を取得することになるんですね。
またストーリーを考えると言うことだけで見ても、軍事のこととか国際政治、経済や各国の歴史や文化まで学ばなくてはならず、そして当然作劇の勉強もしなければならないわけで、それはもう筆舌にしがたいほどの収穫でした。
そして何よりも“悪役=主役”でしょうか(笑)。
バトルもの、戦闘もの、勧善懲悪なヒーローもののストーリーを考える際、悪役の目線で“どのような作戦で世界征服をするか”を考えると、次々とエピソードが浮かんでくるんですね。これは面白い! 目から鱗の発見でした。
さすがにフィギュアだけで漫画を制作することは、様々な制約もあって未だにハードルが高く、(ストーリーが無駄に壮大だったことも相まって)1/6での制作は断念しましたが、その遺産は現在制作中の「Final Labyrinth~涼宮ハルヒの迷宮(仮題)」や当Blogで散発的に行っている寸劇等に生かされてます。
私自身が1/6フィギュア趣味に再度興じる可能性は少ないですが、これを機会にこのサイズのフィギュアに興味を持ち、遊んだりコレクションしたりするきっかけとなってくれれば幸いです。

フィギュア趣味の中でも一番奥深い世界を持つフィギュアだと思いますから!

いや、そんなものはいらん? まあ、そう言わないで(笑)……。
「Division G」
休暇でフィラデルフィアを訪れていた“ルビー”こと、エリカ・ラファンは、夜間に当地で発生した謎の怪光に興味を持ち、調査を始める。途端に騒動に巻き込まれるなど、何者かに付け狙われていると思われるケースが頻発。元警察官だった彼女は更に深まる謎を追求していくのだった…。

そんな最中、偶然鉢合わせた騒動を切り抜けた先に、助けを求める一人の人物を見る。その人物は何者なのか? 自身の名を“ミッズィー”としか語らない、少年とも少女とも取れるその人物を保護し、ルビーはニューヨークへと戻る。
しかし、彼女には追っ手が迫っていた。奴らは何者なのか? -----思案している暇はない。とにかく急いでここ(米国)を離れよう。

ルビーは国連総会に出席するためにニューヨークに滞在している叔父を訪ね、外交特権を利用して、特別機で母国フランスへ逃れるのだった。
そしてパリ。既に彼女の自宅には特殊部隊が囲んでいて、蟻一匹も這い出る隙間はなかった。

もはや万事休す。ルビーは当局の指示に従わざるを得ない。しかし、彼らは手荒なまねはせず、二人を紳士的な態度で扱った。やがて二人の前に現れたのは、英国海兵隊の将校:アーサー・シグと名乗る人物だった…。

シグは語る。“ミッズィー”は極秘研究の一環でつくられた、特殊能力をもつクリーチャーの一人であり、彼らを適切に保護しないと人類にとって危険であると。したがって“ミッズィー”を英国に引き渡して欲しい…。
しかし、そんな要求には応えられない。ルビーは抗議すると、シグは言う。恐らく米国はもちろんフランス政府も“ミッズィー”確保に乗り出すと。
“確かに”。同意するルビー。だが、“ミッズィー”は引き渡さない。そこだけは譲らないルビー。
しかしシグ少佐はすべてを悟っているかのようにこういい残し、一時退去するのだった。“我々はミッズィーの力を特定の国のためではなく、正義のために使いたい”、と。
それを裏書するかのように事態は急変していた。例の研究で生み出されたと思われるクリーチャーたちが結託し、人類に挑戦を挑んできたのだ。

人類のエゴによって生み出されたクリーチャーたちによって、人類は新たな危機を迎えようとしている。その中でルビーはどのような決断をするのか? そして謎のクリーチャー“ミッズィー”は?
……てなプロローグで始まる壮大(?)なストーリー:「Division G」というストーリー(フィギュア漫画)を考えていたのですよ。
ま、一言で言えば“バカ”ですな(苦笑)。
そしてそのために、仲間のキャラクターや敵、エキストラなども含めて買い漁ったのは懐かしい思い出。
おかげで集めたフィギュアは100体を越え、展示するスペースも事欠き、いまは倉庫に眠る有様ですが、このときの挑戦と失敗がなければ、フィギュア漫画はもちろん、当Blogも存在していなかったのだろうなと思いますね。
たくさん散財したけれど、失うものよりも得たものの方が多かった気がします。
たくさんの事を学びましたし、多くの人と出会うことができましたしね。
絵を描くことの多い私にとっては、立体造形物を手に取るというのは、それだけでもう、ものすごい量の情報を取得することになるんですね。
またストーリーを考えると言うことだけで見ても、軍事のこととか国際政治、経済や各国の歴史や文化まで学ばなくてはならず、そして当然作劇の勉強もしなければならないわけで、それはもう筆舌にしがたいほどの収穫でした。
そして何よりも“悪役=主役”でしょうか(笑)。
バトルもの、戦闘もの、勧善懲悪なヒーローもののストーリーを考える際、悪役の目線で“どのような作戦で世界征服をするか”を考えると、次々とエピソードが浮かんでくるんですね。これは面白い! 目から鱗の発見でした。
さすがにフィギュアだけで漫画を制作することは、様々な制約もあって未だにハードルが高く、(ストーリーが無駄に壮大だったことも相まって)1/6での制作は断念しましたが、その遺産は現在制作中の「Final Labyrinth~涼宮ハルヒの迷宮(仮題)」や当Blogで散発的に行っている寸劇等に生かされてます。
私自身が1/6フィギュア趣味に再度興じる可能性は少ないですが、これを機会にこのサイズのフィギュアに興味を持ち、遊んだりコレクションしたりするきっかけとなってくれれば幸いです。

フィギュア趣味の中でも一番奥深い世界を持つフィギュアだと思いますから!
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