BUFFALO BSKBB22
どうも、あねさと です。
お盆前までは涼しい日々が続いていたのに、ここ一週間ほどは厳しい暑さが戻り、げんなりしている日々です。
それはともかく、本日は予告通り、こちらの紹介記事です。

BUFFALO BSKBB22
Bluetooth接続のコンパクトなキーボード。その実力は如何ほどのものなのでしょうか?
BSKBB22は、株式会社バッファローがiBUFFALOブランドで発売している、
Bluetooth ver.3.0に準拠したコンパクト無線キーボード。調べてみると、すでに後継モデルが発売されていて、現在は在庫限りの販売となっているようですね。
ですが、店舗によってはまだまだ見かけることもあるという商品。ま、だから私もこれ買ったわけですが(笑)。
……というわけで、すでにアウトレット扱いなモデルなわけですが、それでも、Windows(8.1/10含む)、Android、Mac、iOS(iPhone/iPad)、Playstation3、Playstation4、etc…、と幅広い機器に対応している無線キーボードでもあります。
個人的な購入動機は先日に記事にもある通り、Playstation3及びStickPCとの接続実験を兼ねたものだったわけですが、それともう一つは嵩張りがちなキーボードをコンパクトなものに替えて、省スペースを図るということも考えてのことでした。
さて、本機はその要求に見事応えられたでしょうか?
ではさっそくスペックを見ていきましょう。
公式WEBサイトによると
■キー仕様
キー数/78キー、キーピッチ/19mm、キーストローク/1.5mm、キースイッチ/パンタグラフ
■適合規格
準拠規格 Bluetooth Ver.3.0 class2準拠
■プロファイル
HID(Human Interface Device profile)
■電波周波数
2.4GHz帯
■電波方式
FH-SS方式
■電波到達距離
非磁性体(木の机など)約10m
磁性体(鉄鋼の机など)約3m
※環境によって異なります。
■対応電池
単4形アルカリ乾電池、単4形マンガン乾電池、単4形ニッケル水素充電池のいずれか2本
アルカリ乾電池を使用時の目安
連続動作時間/531時間※1
連続待機時間/204日※1
想定使用可能時間/389日※2
※1:弊社計測値につき保証値ではありません。
※2:ライトユーザーを想定した計算値。自然放電を考慮せず。1日8時間のパソコン操作のうちキーボード使用を5%と想定。
■外形寸法(幅×高さ×奥行)
285×122×20mm
■質量
約300g(電池含まず)
■パッケージ寸法(幅×高さ×奥行)
305×150×25mm
■パッケージ重量
約382g
■動作環境
温度5℃~40℃、湿度5%~90%(結露なきこと)
■製品構成
本体、単4形乾電池×2(※)、取扱説明書、保証書(取扱説明書に記載)
※動作確認用
という内容で、なかなかよさげな数値が並びますが……。

ちょっと確認しづらいかもしれませんが、キーの配置が一般的なキーボードのそれに比べると微妙に異なっていて、特に右側にそれが顕著に表れています。
これでも他社のコンパクトキーボードに比べると、まだ素直な配列なのですが、[Enter]キーの面積が小さく、右[SHIFT]キーが除かれ、[_]キーが横長になっているという、不思議な配列になっています。
小さな面積に打ちやすさを念頭に入れたうえで、多くのキーを配列しなければならないが故に、この手のキーボードではあまり使わないキーを省略したり、ファンクションキー([Fn]キー)との組み合わせで補うことが多いのですが、本機の場合は[F11]、[F12]キー、ページスクロールキー等がそれに該当しています。
しかしながらその[Fn]キーが右端に配置されていて、とても使いづらくなっています
ノートPCと比較してみましょう。

たいへん見づらいですが、比較対象となったのは、IBM ThinkPad X24という、B5サイズの古いノートPC。ご覧の通り横幅は少し大きいものの、本機がいかにコンパクトなキーボードなのかお判りいただけると思います。

両者を比較してみると、ThinkPadのほうは、キートップのサイズを小さくすることで、フルサイズのキーボードとほぼ同じ配列を実現していますが、BSKBB22では配列をあえて変え、キーのサイズを一般的なキーボードのものと同じサイズを確保しています。
逆を言えば、一般的なキーボードと同じサイズのキーを使うことにこだわり、さらに(筐体強度維持のためか)キーとキーの間にフレームを通したことで、キー配列を変えざるを得なかったということでしょう。
ちなみにコンパクトながら、このキーボード、金属フレームを使用していることもあって、意外と重量があります。同社の有線式USBキーボードのエントリーモデルである、YDKBU11とうい商品を持っているのですが、こちらが429gと数値の上では重いにもかかわらず、実感的には382gしかない本機のほうが“詰まっている”感があって、重く感じます。(実際店頭で持った時にびっくりしました)。
本機は無線キーボードなので電源が必要となりますが、本機の場合は単4乾電池2本という仕様。

どこでも入手できる安価な電源が使えるところはイイですね!
なお、この電池スペースがチルト台の役目をはたしていて、入力環境を快適にすることに一役買っています。ただ傾き加減は調整できないため、人によっては不満が出てくることでしょう。個人的にももう少し傾けてほしいというのが本音。まあこれは枕でも置いて解決しましょうか。

電池スペースの反対側には電源スイッチと、ペアリングをするためのCONNECTボタンが配置されています。このため電源のON/OFFや、ペアリングのやり直しをするときはその都度ひっくり返さねばならず、ちょっと不便です。

本機右上にはインジケータがあって、ペアリングの際、そして電池が消耗しているときに点滅する仕様になっています。ただこの表示色が同じ色(赤色)のため、機器を探しているのか、電池が消耗しているのかわかりづらい時があります。ちょっと改善してほしいところですね。
……と、ここまで穏やかな(?)口調で紹介してきましたが、実際の本機の打ち心地、使用感はどういったものなのかというと、残念ながら厳しい評価をせざるを得ませんでした。
まず問題としなければならないのは、やはりキー配列で、本機の場合、キートップ一つ一つの大きさをフルサイズのものと同じにすることで、打ちやすさを目指したようですが、それが裏目に出たと感じました。
確かにキー一つ一つのサイズが変わらないことにる“違和感の軽減”はあるのですが、キー間隔が空いている分、ミスタイプの確率も上がっているので、あまり意味をなしていません。さらに、右側のキー-----特に[Enter]キーの縮小による弊害は意外と大きく、変換確定時に不要な文字が入力されてしまうケースが頻出しました。
また意味不明なのが長い[_]キーで、このサイズのキーを置くなら([_]に割り当てるなら)、二分割して、無理やりにでも右SHIFTキーを配置するべきではなかったかと思います。
さらに使いづらいのが[Fn]キーで、なぜ右端上に配置しなければならなかったのかと、小一時間くらい問い詰めたいくらい。
[Fn]キーの位置についてはどこに置いても賛否両論出るのですが、ThinkPadもPowerBookも左に配置していました。何かのキーと組み合わせることが前提であれば、右上に置くことはちょっと考えられません。このキーボードを設計した人は、キーボードで長文を入力する作業をしたことがないのでしょうか?
またキーストロークも深さが足りず、指に衝撃が結構伝わってきます。
世の中のコンパクトキーボードには出来が悪いものも多く、中にはお話にならないほどふにゃふにゃだったり、硬すぎたりするものがあって、それに比べれば本機ははるかにマシでマトモですが、それでも制約が何かと多いノートPCのほうが打ちやすいというのは、サプライ商品として問題がないとは言えますまい。しかも同じパンタグラフ式のキーを奢っているわけですから。
それでも多少の言い訳はあるでしょう。キーストロークを深くすれば、それだけ携行性が失われることになります。しかし1.5mmが2.5mmになったところで、その差は1mmです。わずか1mmでも薄くしなければならないほど、現代のビジネスパーソンは大量の荷物を薄い鞄に詰め込まねばならないのでしょうか?
そう考えると、このキーボードは“コンパクト”であることが主眼であり、決して“打ちやすさ”にこだわって作られたモデルではない------そう言い切るのは酷でしょうか?
もちろん、巷のコンパクトを謳うキーボードの中では打ちやすい部類に入るのだとは思うのですが、(その全部を試したわけではありませんので、断言できませんが)、たとえ安価であっても、PC付属のキーボードではないそれを求めるからには、打ちやすさは妥協なしにこだわってほしいと思うのは贅沢なことなのでしょうか?
そして本機の最大の問題点として指摘しなければならないことは、入力間隔が空くと無反応になってしまうことでしょうか。
何を言っているのかわからないかもしれないので(笑)、もう少し具体的に書くと、
文章を打つ
↓
少し考え事をする
↓
入力再開
したとき、文字が入力されないのです。
これはキーを連打すれば元に戻りますが、たいてい文書を作成しているときは、構成やら表現やらを考えつつ言葉を選んだりしているわけで、しばしば手を止めて黙考することが頻繁にあるわけです。ところが本機では、そのしばしば発生する“熟慮”のあとの第一打が入力されないのです! これはもうたいへんなストレスで、下手すると入力するはずの言葉を忘れてしまったりすることもあるわけです。
※本機では最後に操作してから25分間何もしないでいると、スリープモードに入りますが、それとは異なる症状です。
※本機はPlaystation3に対応していますが、私の環境下ではペアリングはできたものの、その後の入力/操作はできませんでした。その原因は上記の症状によるものではないかと思われます。
この記事は当該機で作成したのですが、まあ、ストレスがたまりましたね(苦笑)。こんなことならThinkPad使えばよかった、と。
それでも本機を使い続けようと思うのは、これ以外の(安価な)選択肢がないということでしょうか。ライバルメーカーのキーボードを見ると、配列が本機よりもひどかったり、キーの素材がラバーでタッチがひどかったり……、禄でもないもののほうが多いのが現実なわけです。
そして本機も全く使えない……というわけではなく、さすがにもうこのキーボードでBlog記事を執筆しようとは思いませんが、ちょっとした短文(掲示板のコメント等)やパスワード入力には使えますし、前述の問題も“第一打は入力されない”ことを念頭に置けば、回避できないまでも対処はできます。要するに用途を限定すれば十分使える、と。
そういうわけで、このBUFFALO BSKBB22、悪いキーボードではないが-----コストパフォーマンスに優れるコンパクトキーボードではありますが、万人には勧めかねる製品かな、と感じた、個人的にはちょっと残念なアイテムでした。
ま、こういうことは自分でお金を出して手に入れて、使ってみてはじめて判ることですかねぇ……。
貴重な体験でした!
お盆前までは涼しい日々が続いていたのに、ここ一週間ほどは厳しい暑さが戻り、げんなりしている日々です。
それはともかく、本日は予告通り、こちらの紹介記事です。

BUFFALO BSKBB22
Bluetooth接続のコンパクトなキーボード。その実力は如何ほどのものなのでしょうか?
BSKBB22は、株式会社バッファローがiBUFFALOブランドで発売している、
Bluetooth ver.3.0に準拠したコンパクト無線キーボード。調べてみると、すでに後継モデルが発売されていて、現在は在庫限りの販売となっているようですね。
ですが、店舗によってはまだまだ見かけることもあるという商品。ま、だから私もこれ買ったわけですが(笑)。
……というわけで、すでにアウトレット扱いなモデルなわけですが、それでも、Windows(8.1/10含む)、Android、Mac、iOS(iPhone/iPad)、Playstation3、Playstation4、etc…、と幅広い機器に対応している無線キーボードでもあります。
個人的な購入動機は先日に記事にもある通り、Playstation3及びStickPCとの接続実験を兼ねたものだったわけですが、それともう一つは嵩張りがちなキーボードをコンパクトなものに替えて、省スペースを図るということも考えてのことでした。
さて、本機はその要求に見事応えられたでしょうか?
ではさっそくスペックを見ていきましょう。
公式WEBサイトによると
■キー仕様
キー数/78キー、キーピッチ/19mm、キーストローク/1.5mm、キースイッチ/パンタグラフ
■適合規格
準拠規格 Bluetooth Ver.3.0 class2準拠
■プロファイル
HID(Human Interface Device profile)
■電波周波数
2.4GHz帯
■電波方式
FH-SS方式
■電波到達距離
非磁性体(木の机など)約10m
磁性体(鉄鋼の机など)約3m
※環境によって異なります。
■対応電池
単4形アルカリ乾電池、単4形マンガン乾電池、単4形ニッケル水素充電池のいずれか2本
アルカリ乾電池を使用時の目安
連続動作時間/531時間※1
連続待機時間/204日※1
想定使用可能時間/389日※2
※1:弊社計測値につき保証値ではありません。
※2:ライトユーザーを想定した計算値。自然放電を考慮せず。1日8時間のパソコン操作のうちキーボード使用を5%と想定。
■外形寸法(幅×高さ×奥行)
285×122×20mm
■質量
約300g(電池含まず)
■パッケージ寸法(幅×高さ×奥行)
305×150×25mm
■パッケージ重量
約382g
■動作環境
温度5℃~40℃、湿度5%~90%(結露なきこと)
■製品構成
本体、単4形乾電池×2(※)、取扱説明書、保証書(取扱説明書に記載)
※動作確認用
という内容で、なかなかよさげな数値が並びますが……。

ちょっと確認しづらいかもしれませんが、キーの配置が一般的なキーボードのそれに比べると微妙に異なっていて、特に右側にそれが顕著に表れています。
これでも他社のコンパクトキーボードに比べると、まだ素直な配列なのですが、[Enter]キーの面積が小さく、右[SHIFT]キーが除かれ、[_]キーが横長になっているという、不思議な配列になっています。
小さな面積に打ちやすさを念頭に入れたうえで、多くのキーを配列しなければならないが故に、この手のキーボードではあまり使わないキーを省略したり、ファンクションキー([Fn]キー)との組み合わせで補うことが多いのですが、本機の場合は[F11]、[F12]キー、ページスクロールキー等がそれに該当しています。
しかしながらその[Fn]キーが右端に配置されていて、とても使いづらくなっています
ノートPCと比較してみましょう。

たいへん見づらいですが、比較対象となったのは、IBM ThinkPad X24という、B5サイズの古いノートPC。ご覧の通り横幅は少し大きいものの、本機がいかにコンパクトなキーボードなのかお判りいただけると思います。

両者を比較してみると、ThinkPadのほうは、キートップのサイズを小さくすることで、フルサイズのキーボードとほぼ同じ配列を実現していますが、BSKBB22では配列をあえて変え、キーのサイズを一般的なキーボードのものと同じサイズを確保しています。
逆を言えば、一般的なキーボードと同じサイズのキーを使うことにこだわり、さらに(筐体強度維持のためか)キーとキーの間にフレームを通したことで、キー配列を変えざるを得なかったということでしょう。
ちなみにコンパクトながら、このキーボード、金属フレームを使用していることもあって、意外と重量があります。同社の有線式USBキーボードのエントリーモデルである、YDKBU11とうい商品を持っているのですが、こちらが429gと数値の上では重いにもかかわらず、実感的には382gしかない本機のほうが“詰まっている”感があって、重く感じます。(実際店頭で持った時にびっくりしました)。
本機は無線キーボードなので電源が必要となりますが、本機の場合は単4乾電池2本という仕様。

どこでも入手できる安価な電源が使えるところはイイですね!
なお、この電池スペースがチルト台の役目をはたしていて、入力環境を快適にすることに一役買っています。ただ傾き加減は調整できないため、人によっては不満が出てくることでしょう。個人的にももう少し傾けてほしいというのが本音。まあこれは枕でも置いて解決しましょうか。

電池スペースの反対側には電源スイッチと、ペアリングをするためのCONNECTボタンが配置されています。このため電源のON/OFFや、ペアリングのやり直しをするときはその都度ひっくり返さねばならず、ちょっと不便です。

本機右上にはインジケータがあって、ペアリングの際、そして電池が消耗しているときに点滅する仕様になっています。ただこの表示色が同じ色(赤色)のため、機器を探しているのか、電池が消耗しているのかわかりづらい時があります。ちょっと改善してほしいところですね。
……と、ここまで穏やかな(?)口調で紹介してきましたが、実際の本機の打ち心地、使用感はどういったものなのかというと、残念ながら厳しい評価をせざるを得ませんでした。
まず問題としなければならないのは、やはりキー配列で、本機の場合、キートップ一つ一つの大きさをフルサイズのものと同じにすることで、打ちやすさを目指したようですが、それが裏目に出たと感じました。
確かにキー一つ一つのサイズが変わらないことにる“違和感の軽減”はあるのですが、キー間隔が空いている分、ミスタイプの確率も上がっているので、あまり意味をなしていません。さらに、右側のキー-----特に[Enter]キーの縮小による弊害は意外と大きく、変換確定時に不要な文字が入力されてしまうケースが頻出しました。
また意味不明なのが長い[_]キーで、このサイズのキーを置くなら([_]に割り当てるなら)、二分割して、無理やりにでも右SHIFTキーを配置するべきではなかったかと思います。
さらに使いづらいのが[Fn]キーで、なぜ右端上に配置しなければならなかったのかと、小一時間くらい問い詰めたいくらい。
[Fn]キーの位置についてはどこに置いても賛否両論出るのですが、ThinkPadもPowerBookも左に配置していました。何かのキーと組み合わせることが前提であれば、右上に置くことはちょっと考えられません。このキーボードを設計した人は、キーボードで長文を入力する作業をしたことがないのでしょうか?
またキーストロークも深さが足りず、指に衝撃が結構伝わってきます。
世の中のコンパクトキーボードには出来が悪いものも多く、中にはお話にならないほどふにゃふにゃだったり、硬すぎたりするものがあって、それに比べれば本機ははるかにマシでマトモですが、それでも制約が何かと多いノートPCのほうが打ちやすいというのは、サプライ商品として問題がないとは言えますまい。しかも同じパンタグラフ式のキーを奢っているわけですから。
それでも多少の言い訳はあるでしょう。キーストロークを深くすれば、それだけ携行性が失われることになります。しかし1.5mmが2.5mmになったところで、その差は1mmです。わずか1mmでも薄くしなければならないほど、現代のビジネスパーソンは大量の荷物を薄い鞄に詰め込まねばならないのでしょうか?
そう考えると、このキーボードは“コンパクト”であることが主眼であり、決して“打ちやすさ”にこだわって作られたモデルではない------そう言い切るのは酷でしょうか?
もちろん、巷のコンパクトを謳うキーボードの中では打ちやすい部類に入るのだとは思うのですが、(その全部を試したわけではありませんので、断言できませんが)、たとえ安価であっても、PC付属のキーボードではないそれを求めるからには、打ちやすさは妥協なしにこだわってほしいと思うのは贅沢なことなのでしょうか?
そして本機の最大の問題点として指摘しなければならないことは、入力間隔が空くと無反応になってしまうことでしょうか。
何を言っているのかわからないかもしれないので(笑)、もう少し具体的に書くと、
文章を打つ
↓
少し考え事をする
↓
入力再開
したとき、文字が入力されないのです。
これはキーを連打すれば元に戻りますが、たいてい文書を作成しているときは、構成やら表現やらを考えつつ言葉を選んだりしているわけで、しばしば手を止めて黙考することが頻繁にあるわけです。ところが本機では、そのしばしば発生する“熟慮”のあとの第一打が入力されないのです! これはもうたいへんなストレスで、下手すると入力するはずの言葉を忘れてしまったりすることもあるわけです。
※本機では最後に操作してから25分間何もしないでいると、スリープモードに入りますが、それとは異なる症状です。
※本機はPlaystation3に対応していますが、私の環境下ではペアリングはできたものの、その後の入力/操作はできませんでした。その原因は上記の症状によるものではないかと思われます。
この記事は当該機で作成したのですが、まあ、ストレスがたまりましたね(苦笑)。こんなことならThinkPad使えばよかった、と。
それでも本機を使い続けようと思うのは、これ以外の(安価な)選択肢がないということでしょうか。ライバルメーカーのキーボードを見ると、配列が本機よりもひどかったり、キーの素材がラバーでタッチがひどかったり……、禄でもないもののほうが多いのが現実なわけです。
そして本機も全く使えない……というわけではなく、さすがにもうこのキーボードでBlog記事を執筆しようとは思いませんが、ちょっとした短文(掲示板のコメント等)やパスワード入力には使えますし、前述の問題も“第一打は入力されない”ことを念頭に置けば、回避できないまでも対処はできます。要するに用途を限定すれば十分使える、と。
そういうわけで、このBUFFALO BSKBB22、悪いキーボードではないが-----コストパフォーマンスに優れるコンパクトキーボードではありますが、万人には勧めかねる製品かな、と感じた、個人的にはちょっと残念なアイテムでした。
ま、こういうことは自分でお金を出して手に入れて、使ってみてはじめて判ることですかねぇ……。
貴重な体験でした!
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