帰ってきた、まくらをそうじ

　翼
「時間もないのでチャッチャと行きましょう。今年はどんな年でしたか？」



「そうですね……、今年は……」


　まどか
「父ちゃん、変身しなくてもいいのか？　SAN値下がったままだぞ！」



「この人選でSAN値上げろって言われてもですね…」


　ルカ
（この小娘がいるせいだわ……！）


　涼子
（このババァがいるせいだわ……！）


　まどか
（なんか今年は不穏な空気を感じるな……！）


　翼
「話が脱線しそうなので元に戻しましょう。どんな年でした？」



「昨年同様成果物が少ない……そんな年だったように思います。まあ、ここ数年そんな感じなんですけどね。」


　まどか
「毎日エロゲーで遊んでたからな！」


　ルカ

　涼子

　翼
「何だってぇ!?」



「誤解を招くような発言はやめてくださいよぉ！」


　翼
「一体どういうことなのか」

　涼子
「詳しく問い詰める必要があるわね！」


「怒らないから正直に洗いざらい白状しなさい!!」


　まどか
（“怒らないから”って、母ちゃん、もう怒ってる……!!）



「ちょ、ちょ、ちょっと待って下さい！　ゲームを嗜んでいたのは事実ですが、それが原因で遅延や延期が発生したわけではないです！」


　翼
「では、どうしてこのような事態に？」


　涼子
「プレイしていたゲームの内容は？」


　ルカ
「私以外の女に熱を上げていたなんて許せない！」


　まどか
（母ちゃん、まだ怒ってる！　……それに女子高生、質問の内容が違うだろ！）



「成果物が一見少ないように見えますが、実はこちらに公表していない制作物－－－－－依頼案件もあったり、その他制作環境の整備やらに追われたりで、今年は少ない時間をやりくりしながらの、結構忙しい一年だんたんです！」


　まどか
「それで、今年は成果物だけではなく、Blog運営も低調気味だったんだな？」



「……端的に言って、そういうことです。」



「じゃあ、そのあたりの話をもっと詳しく突っ込んでみよう！」


（続く）

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