自己との対話~2017年を振り返る(4)

「年末恒例特別企画『自己との対話~2017年を振り返る』。未だに不穏な空気が漂っていますが、気を取り直して第四回目に行ってみましょう! 今回はPC及び制作環境についてです!」

「……というわけで、今回はPC関連及び制作環境に関して振り返っていきたいと思います。」

「うふふ、ようやく私にスポットライトが当たる時が来たわね。……ま、そんなものなくても輝いてるのだけれども。」

(この女、コロす!)

(そうか…、この女がキャスティングされている理由はコイツか……、って、マズい状況は変わってねぇ!)

「これまでの話を要約すると、今年はPC関連の話題がずいぶんあったようですね?」

「そうですね。まず3月の初めに16号機が故障し、これの代替機を確保したのが4月の半ば。ちょうどフィギュア漫画の制作作業も佳境に入っていた頃だったので、こちらをまず片付けてから、17号機のセッティングに勤しんでました。」

「17号機のセッティングは、まず16号機の環境を引き継ぐところから始まって、その後Windows7への移行という二段階のステップを踏んだの……。これはWindows10を導入することも視野に入れたセッティングだったのよ。」

「そのため、一月ばかり仮運用の日々が続きました。ま、創作活動用に使用しているマシンではないので、影響は軽微で済みましたが、これに付随して周辺機器を色々と買い漁ったので、しばらくは落ち着かない日々が続きました。」

「そうそう、これまでは16号機と4号機でキーボードとマウスを共用していたこともあって、17号機でも同様の環境を構築するために、USB切替器を新調したのよ。」

「これは後に19号機の導入にあたって、さらに上位の機器に更新しましたが、これにより17号機のパフォーマンスをより引き出せるようになりました。」

「またこれを機会にいろいろと環境を改善することにしたのよ、ね?」

「はい……。まず4号機用に外付けのDVD-RWドライブを導入しました。これまで4号機でDVDを読み込む方法としてUSB接続のDVDドライブを使用していたのですが、IEEE1394(Firewire)接続のドライブがあったので、こちらを入手しました。」

「おかげでこれまでの成果物をライブラリとして活用しやすくなったのよ!」

「終了したプロジェクトのデータをDVDに焼いて保存しているんですが、きちんと焼けているかのチェックも、それにかける時間を短縮することが出来ました。」

「そして久々の奮発が液晶モニタね!」

「モニタに関しては、以前メイン使っていたCRTモニタが故障してからは、サブモニタとして使用していたEIZOのモニタで代替していたんですが、同じモニタをもう一つ入手してデュアルディスプレイ環境を再構築することにしたのです。」

「同じモニタが二つ並ぶことで、視線移動がスムーズになったのよ!」

「実際には接続しているカードの違いや経年変化の具合による色差があるのですが、同一機種で運用するというのは、差異が少なくていい塩梅ですね。」

「そしてその後、間を置かずに18号機の導入……。」

「これはどういった意図で?」

「純粋に言うと好奇心ですね。1万円程度で最新のOSを積んだPCが手に入るというのは面白い。」

「一般ユーザーが利用するには中途半端な製品だけど、意外に面白い使い方ができそうな、そんな商品かもしれない、って。」

「そんな動機でパソコン買っていいのか!?」

「……認められないわね!」

「まあまあ……、ちゃんと実用に供しているから心配しないでください……。一応普通のPCとして利用できてます。色々と工夫しなければならないこととか注意点とかはありますが、ヘビーユーザーが利用する分には問題はありません。」

「ただこの製品、昔のダム端末に近いところがあるから、有用に利用するにはクラウドや宅内サーバーを利用したほうがいいと思うわ。」

「ダムって……、水貯めて発電でもするのか?」

「そうじゃないけど…、説明すると時間がなくなるからあとで教えてあげるわ。」

「わ~い! 女子高生のお姉さんと秘密の授業だ~」

(このままだと、あの小娘に侵食されてしまうわ……!)

「そして秋には19号機-----久しぶりにMacを手に入れました。これはモバイル用PCと創作活動に使用していた4号機(Power Macintosh G3 350Zip)の代替を視野に入れたものです。」

「ようやくメインマシンが更新されたんですね……。」

「残念ながらそれには至らなかったんですけどね。」



「どういうこと!?」

「メインマシンとして利用するにはスペックがやや劣っていた上に、現状のモニタ環境では十分にパフォーマンスを発揮できそうにないことが判ったのよ。」

「といいますか、4号機に対するアドバンテージがそれほどないことが判って……。じゃあ、4号機を継続使用してもいいじゃん、って……。」

「じゃあ、全くの無駄金じゃない!!」

「母ちゃん、落ち着け!」

「まあまあ……、Windowsマシンとしてはちゃんと使ってるから……(汗)。」

「IntelMacということでWindowsも利用できるから、そちらの用途としては頑張ってもらってるわ。もちろん本来のMacOSでの利用も、4号機では手に余るようなマシンパワー依存の用途ではちゃんと活躍してるのよ。」

「ただ多くの工程ではマシンパワーよりも手数……、私が手を動かすことのほうが大事なので、慣れた環境で利用した方がいいということで、4号機が未だにメインです。」

「でもそれでは、先日までの反省点だった“作業の高速化”が見込めないのでは?」

「一応その解決策として、ペンタブレットを刷新することにしました。今までもペンタブレットは利用していたことは利用していたのですが……。その効果が今一つだったので限定的な利用にとどめてました。今回は性能も上がったのである程度の高速化/効率化には貢献できると思います。残念ながら全面的な作画にはまだ使えないですが……。」

「その辺は慣れの面もあるので、容赦してほしいわ。それにダーリンは日本では数少ない、ベジェ曲線で美女画を描く人でもあるわけだし……。」

「そんなわけで、ベジェ曲線の妙技を補完する形でペンタブレットを活用していきたいと思ってます。」

「…………。」

(やべェ! 母ちゃん、まだ怒ってる……!!)

「描いてよ……!」

「えっ?」

「私を描いてよ! 私を! 世界一の美女だって、あなた、そう言ったでしょ!!」

「き、記憶にございま……」

「母ちゃん、やめるんだ! それ以上は、マズい!」
(続く)
- 関連記事
-
- 自己との対話~2018年を振り返る(序)
- 自己との対話~2017年を振り返る(終)
- 自己との対話~2017年を振り返る(4)
- 自己との対話~2017年を振り返る(3)
- 自己との対話~2017年を振り返る(2)
スポンサーサイト