あねさと流PC指南(3)
3月になりました。新生活への準備に追われて、あわただしい日々を過ごしている方もいらっしゃることでしょう。そして新しいPCを手にしている方も、ひょっとしたら……。
そんな皆様に、PC暦ウン十年の私、あねさと が、頼まれてもいないのに、PCに関するTipsを紹介する-----そんなお節介企画
第3回となる今回のお題はこれ。

『ノートPCを持ち運ぶときは、ヒンジ部を持たない』
私、あねさと は、かれこれ6台ほどノートタイプのPCを使ってきましたが(現存5台)、手荒に扱ってきたこともあって、液晶やら基盤の取替えといった修理を何度か経験してきました。
そのような経験から気が付いたことが、今回のTipsです。
一体型PCの普及やタブレットタイプの端末の普及によって、かつてのほどではないにしても、今なお、持ち運びできる一体型のPCとしてノートタイプのPCは根強い人気を有しています。
実際オールインワンでありながら、拡張性があり、可搬性にも優れ、そして強力な処理能力を持つPCというのは、非常に魅力に溢れた商品でして、サブマシンはもちろん、ファーストマシンとしてこちらのタイプを選ぶ人も少なくないと思います。
なによりこのタイプのPCの最大の魅力は、場所を選ばないところでしょう。昔は2~3kgあるものも少なくなかったのですが、現在では1kg前後、もしくはそれ以下、とPCであることを忘れてしまうくらいの軽さになっていたりします。こうなるとバッグに忍ばせていつでもどこでもPCを実行したくなりますよね?
ですがこのノートPC、精密機器ゆえの弱点もありまして、特に液晶関連のトラブルに見舞われるケースも少なくないのです。
というのも、ノートPCに使われている液晶、それ自体精密部品なのでありますが、その液晶と本体基盤を繋いでいる“フレキシブルケーブル”というものがデリケートなパーツなのです。
この“フレキシブルケーブル”というものが何かというと、平べったい金属のフィルムみたいなもので、これがプラスチックのフィルムにラミネートされているといった構造。このため普通のワイヤー状のケーブルよりも薄くつくる事が出来るのですが、その反面、金属疲労による断線がしやすい宿命を持っていたりします。
特に稼動部となるヒンジ乃部分------本体とモニタ部分を繋いでいる蝶番の部分は、繰り返し折り曲げられる部分のため、必然的に断線の危機にさらされているわけです。

ノートPCのヒンジ部はたいへんデリケート

なので、そういった箇所に手を掛けると、ふとした拍子に断線することがあったりするのです。
特にヒンジ部分を下にして、その部分を手に持って持ち運ぶと、本体の重量、そして指から加えられる圧力によって、フレキシブルケーブルには相当の力が掛かることになります。
前述したとおり、フレキシブルケーブルはフィルム状に薄く延ばされた金属線------いわば薄い“板”なわけですから、同じ箇所に繰り返し力が掛かってしまうと、いとも簡単に千切れてしまいます。
これを防ぐ意味でも、『ノートPCを持ち運ぶときは、ヒンジ部を持たない』ようにしていただきたいと思います。

また、ノートPCの天板部分にもフレキシブルケーブルが通っていますので、この部分にもなるべく力を加えないように気をつけてください。私なんかも良くやってしまうのですが、ノートPCの上に書類を積み上げたりする行為、これはノートPCの寿命を縮めてしまいますので、気をつけてくださいね。

天板にモノを置いたりするなど、強い力をかけてはいけない。
もちろん、言うまでもないことですが液晶画面そのものもたいへんデリケートな部品ですので、突付いたり、折り畳む際に異物を挟んだりしないように気をつけてください。
以上、あねさと流PC指南の第3回目でした!
そんな皆様に、PC暦ウン十年の私、あねさと が、頼まれてもいないのに、PCに関するTipsを紹介する-----そんなお節介企画
第3回となる今回のお題はこれ。

『ノートPCを持ち運ぶときは、ヒンジ部を持たない』
私、あねさと は、かれこれ6台ほどノートタイプのPCを使ってきましたが(現存5台)、手荒に扱ってきたこともあって、液晶やら基盤の取替えといった修理を何度か経験してきました。
そのような経験から気が付いたことが、今回のTipsです。
一体型PCの普及やタブレットタイプの端末の普及によって、かつてのほどではないにしても、今なお、持ち運びできる一体型のPCとしてノートタイプのPCは根強い人気を有しています。
実際オールインワンでありながら、拡張性があり、可搬性にも優れ、そして強力な処理能力を持つPCというのは、非常に魅力に溢れた商品でして、サブマシンはもちろん、ファーストマシンとしてこちらのタイプを選ぶ人も少なくないと思います。
なによりこのタイプのPCの最大の魅力は、場所を選ばないところでしょう。昔は2~3kgあるものも少なくなかったのですが、現在では1kg前後、もしくはそれ以下、とPCであることを忘れてしまうくらいの軽さになっていたりします。こうなるとバッグに忍ばせていつでもどこでもPCを実行したくなりますよね?
ですがこのノートPC、精密機器ゆえの弱点もありまして、特に液晶関連のトラブルに見舞われるケースも少なくないのです。
というのも、ノートPCに使われている液晶、それ自体精密部品なのでありますが、その液晶と本体基盤を繋いでいる“フレキシブルケーブル”というものがデリケートなパーツなのです。
この“フレキシブルケーブル”というものが何かというと、平べったい金属のフィルムみたいなもので、これがプラスチックのフィルムにラミネートされているといった構造。このため普通のワイヤー状のケーブルよりも薄くつくる事が出来るのですが、その反面、金属疲労による断線がしやすい宿命を持っていたりします。
特に稼動部となるヒンジ乃部分------本体とモニタ部分を繋いでいる蝶番の部分は、繰り返し折り曲げられる部分のため、必然的に断線の危機にさらされているわけです。

ノートPCのヒンジ部はたいへんデリケート

なので、そういった箇所に手を掛けると、ふとした拍子に断線することがあったりするのです。
特にヒンジ部分を下にして、その部分を手に持って持ち運ぶと、本体の重量、そして指から加えられる圧力によって、フレキシブルケーブルには相当の力が掛かることになります。
前述したとおり、フレキシブルケーブルはフィルム状に薄く延ばされた金属線------いわば薄い“板”なわけですから、同じ箇所に繰り返し力が掛かってしまうと、いとも簡単に千切れてしまいます。
これを防ぐ意味でも、『ノートPCを持ち運ぶときは、ヒンジ部を持たない』ようにしていただきたいと思います。

また、ノートPCの天板部分にもフレキシブルケーブルが通っていますので、この部分にもなるべく力を加えないように気をつけてください。私なんかも良くやってしまうのですが、ノートPCの上に書類を積み上げたりする行為、これはノートPCの寿命を縮めてしまいますので、気をつけてくださいね。

天板にモノを置いたりするなど、強い力をかけてはいけない。
もちろん、言うまでもないことですが液晶画面そのものもたいへんデリケートな部品ですので、突付いたり、折り畳む際に異物を挟んだりしないように気をつけてください。
以上、あねさと流PC指南の第3回目でした!
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