Final Labyrinth(仮題)の思い出(3)
平成も残すところあと10日あまり。GWの予定を立てている方も多いかと思います。今年は10連休とのことですが……。
そんな世間の動きとはまったく関係なく、当Blogは平常運転です。
間が開いてしまいましたが、今回もフィギュア漫画「Final Labyrinth~涼宮ハルヒの迷宮(仮題)」制作の思い出話に花を咲かせてみようかと思います。ちなみに当地での桜の開花は10連休後とのことです。
今回の話題は
「絵コンテで四苦八苦(1)~第1話、2話、3話」
です。
フィギュア漫画「「Final Labyrinth~涼宮ハルヒの迷宮(仮題)」では、制作にあたって、ストーリーボード(物語全体をどのように展開させるか、その道筋を図表化したもの)、そしてネーム/絵コンテと呼ばれる、実際にどのようなアングルで、どのようにキャラクターに演技をさせ、台詞を語らせるか、そしてそれをどのようなコマ割で見せるかを指示する図表を作成しました。
まあ、“漫画”ですから当たり前ですが。
要するに下書きに相当するような“漫画”を描いた上で作業していたわけですね。
……だったらそのまま普通に“漫画”を描いてしまったほうがいいような気もしますけど(苦笑)。
まあ、それはこのプロジェクトに取り掛かる遥か以前から、いろいろと別プロジェクトでのテストをした際に気付いたことだったんですが、それを判った上で“あえて”フィギュアで漫画をつくろうというのがこの企画であり、プロジェクトなわけです。
そんな前置きはともかく、このプロジェクトには作業の設計図ともいうべき“ネーム/絵コンテ”の執筆がたいへん重要であり、フィギュア漫画の制作に必須だったわけですね。
というわけで、以前の記事にも書きましたが、プロジェクト開始直後はこのネーム/絵コンテの執筆に勤しんでました。
最初は走り書き程度の、非常に荒いものでしたが……、

描いていくうちに“これではマズい!”と思うようになり、

なるべくしっかりと描くように心掛けるようなりました。

ですが、絵コンテの苦労というのは“絵を描く”ということではありませんでした。
といいますか、私にとってそれ以上に大きなハードルだったことは、
1)話をちょうどいい長さで区切りながらつくること
2)そしてそれをテンポ良くコマを割って見せていくこと
の二つでした。
これが難しい!!
今回のプロジェクトは大長編となることがはじめからわかっていたので、細かく話を区切って連載するということがあらかじめ決まっていました。また漫画の紙面のようにページをコマ割して見せていくことも決定事項でした。要するに漫画紙面をWeb上で見せていくというスタイルをとることが大前提だったわけです。
問題は、“1話何ページにするのか?”
実はネーム/絵コンテ執筆を始めた段階では決まっていませんでした。一応印刷媒体での約束事に倣って、1折/4ページ単位で執筆するつもりではいたんですが、実際描いてみると、そんな都合よく話を区切れない(恥)。
なんど、最初の第一・二話は、もともと区切られていなかったんです!
私の実力不足で、どうにもうまく話を区切ることができなくて、仕方なくそのまま描き進めていったところで、丁度16ページ目で一区切り。続く話(第三話)では8ページ目で一区切り。
……どうやら1話8ページのペースなら何とか話を紡げそうだね、
ということで、1話8ページで話をつくることにしたんですが、そうすると最初のエピソードがどうにもならない。16ページ分ある最初の話をどうするか------第一話だけ“スペシャル版”みたいにして16ページとするか?------いや、それはみっともないな……。
などと、毎晩寝入りばなに考え、悩んでいたのです。
結局、8ページ目で強引に話を区切ってもそれほど違和感がない……かな?(苦笑)ということで、ここで区切って第一/二話とすることに。
うん、これで1話8ページで連載を進められるな……。
しかし現実はそう甘くはなく、このあと各エピソードを8ページに収めることに四苦八苦するのでした……。
そんな世間の動きとはまったく関係なく、当Blogは平常運転です。
間が開いてしまいましたが、今回もフィギュア漫画「Final Labyrinth~涼宮ハルヒの迷宮(仮題)」制作の思い出話に花を咲かせてみようかと思います。ちなみに当地での桜の開花は10連休後とのことです。
今回の話題は
「絵コンテで四苦八苦(1)~第1話、2話、3話」
です。
フィギュア漫画「「Final Labyrinth~涼宮ハルヒの迷宮(仮題)」では、制作にあたって、ストーリーボード(物語全体をどのように展開させるか、その道筋を図表化したもの)、そしてネーム/絵コンテと呼ばれる、実際にどのようなアングルで、どのようにキャラクターに演技をさせ、台詞を語らせるか、そしてそれをどのようなコマ割で見せるかを指示する図表を作成しました。
まあ、“漫画”ですから当たり前ですが。
要するに下書きに相当するような“漫画”を描いた上で作業していたわけですね。
……だったらそのまま普通に“漫画”を描いてしまったほうがいいような気もしますけど(苦笑)。
まあ、それはこのプロジェクトに取り掛かる遥か以前から、いろいろと別プロジェクトでのテストをした際に気付いたことだったんですが、それを判った上で“あえて”フィギュアで漫画をつくろうというのがこの企画であり、プロジェクトなわけです。
そんな前置きはともかく、このプロジェクトには作業の設計図ともいうべき“ネーム/絵コンテ”の執筆がたいへん重要であり、フィギュア漫画の制作に必須だったわけですね。
というわけで、以前の記事にも書きましたが、プロジェクト開始直後はこのネーム/絵コンテの執筆に勤しんでました。
最初は走り書き程度の、非常に荒いものでしたが……、

描いていくうちに“これではマズい!”と思うようになり、

なるべくしっかりと描くように心掛けるようなりました。

ですが、絵コンテの苦労というのは“絵を描く”ということではありませんでした。
といいますか、私にとってそれ以上に大きなハードルだったことは、
1)話をちょうどいい長さで区切りながらつくること
2)そしてそれをテンポ良くコマを割って見せていくこと
の二つでした。
これが難しい!!
今回のプロジェクトは大長編となることがはじめからわかっていたので、細かく話を区切って連載するということがあらかじめ決まっていました。また漫画の紙面のようにページをコマ割して見せていくことも決定事項でした。要するに漫画紙面をWeb上で見せていくというスタイルをとることが大前提だったわけです。
問題は、“1話何ページにするのか?”
実はネーム/絵コンテ執筆を始めた段階では決まっていませんでした。一応印刷媒体での約束事に倣って、1折/4ページ単位で執筆するつもりではいたんですが、実際描いてみると、そんな都合よく話を区切れない(恥)。
なんど、最初の第一・二話は、もともと区切られていなかったんです!
私の実力不足で、どうにもうまく話を区切ることができなくて、仕方なくそのまま描き進めていったところで、丁度16ページ目で一区切り。続く話(第三話)では8ページ目で一区切り。
……どうやら1話8ページのペースなら何とか話を紡げそうだね、
ということで、1話8ページで話をつくることにしたんですが、そうすると最初のエピソードがどうにもならない。16ページ分ある最初の話をどうするか------第一話だけ“スペシャル版”みたいにして16ページとするか?------いや、それはみっともないな……。
などと、毎晩寝入りばなに考え、悩んでいたのです。
結局、8ページ目で強引に話を区切ってもそれほど違和感がない……かな?(苦笑)ということで、ここで区切って第一/二話とすることに。
うん、これで1話8ページで連載を進められるな……。
しかし現実はそう甘くはなく、このあと各エピソードを8ページに収めることに四苦八苦するのでした……。
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