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十周年

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タカラ ミクロロボット3

気が付けば今日で10月も終わり。2020年もあと2ヶ月というところになりました。いろいろと悲しいニュースが多い一年となりましたが、残りの日々が少しでも良くなるよう頑張っていきましょう。


……という挨拶とは何も関係なく、今回はこちらの紹介記事です。



ミクロロボット3 (01)
タカラ ミクロマン「ミクロロボット3


1970年代後半から80年代前半まで、子供たちの心を虜にした玩具シリーズからの一品です。







ミクロマン」は、日本の玩具メーカーであるタカラ(現:タカラトミー)が1974年から発売していた玩具シリーズで、全長10cmの可動フィギュアを中心に、それらが乗り込むビークルや基地といったものがラインナップされていました。

最低限な設定はあるものの、雑誌以外のメディア展開はありませんでした。ですがそれにより、足りないところは想像で補い、当時の子供たちによる、創意工夫あふれる遊び方ができたアイテムでもありました。


また豊富なオプションパーツと共通の5mmジョイントにより、遊びの幅を無限に広げられるという特徴もありました。これはテレビ番組の立体化に留まっていたライバルメーカーに対するたいへん大きなアドバンテージでもあり、多くの子供たちに支持された一因でもありました。

そんなミクロマンシリーズも、1980年をもって一区切り。翌1981年からはシリーズを一新しての再スタート(ニューミクロマン)となりました。


今回紹介する“ミクロロボット”はこの「ニューミクロマン」シリーズの玩具らしいのですが…………。


“らしい”みたいな書き方をしたのは、この玩具発売当時、まだ“ニューミクロマン”という言葉が使われてなかったような記憶がるからなんです。

前年の展開(ミクロマンブリザード V.S. 星間帝王デスクロス&デスマルク)が終わって、さて今年(1981年)はどんなミクロマンが登場するんだろうな?と思ったところで、“これ(ミクロロボット)”が出てきたという感じだったので…………。



思いっきり歳バレるやないかい!



…………いや、、タイムマシンで当時を体験して、そう感じたんですよ!(震え声)。



タイムマシンで当時にいったならもう少し調べられるだろうというツッコミはナシで(爆)。



それはともかく、“ニューミクロマン”という言葉が出てきたのは、“ミクロロボット”の発売後だったような気がします。ともかく、今までのミクロマンを刷新するつもりではあったようですね。

詳細は同梱のリーフレットを紛失してしまったのでよく覚えていないんですが、確かこの後に大きなロボットが発売されたかと思います。(リーフレットに発売されることが書かれてありました)。

そんな感じでニューミクロマンの先行発売品という感じだったミクロロボット、さっそく見てみましょう!



外箱 正面
ミクロロボット3 (02)

小窓から商品を覗くことができます。



外箱 右側面
ミクロロボット3 (03)

変形時の形態が一緒に紹介されていますね。



外箱 背面
ミクロロボット3 (04)

ミクロロボットは3種類発売されていました。今回紹介のミクロロボット3は、そのうちの一つなのです。



外箱 左側面
ミクロロボット3 (05)

カラーバリエーションは3種類あったと思います。



箱の中身
ミクロロボット3 (06)

この当時一般的だった発泡スチロールではなく、薄いプラスチックフィルムに梱包されてました。



内容物
ミクロロボット3 (07)
本体と銃のみと、シンプルです。(これに説明用リーフレットが同梱されてました)。



本体正面
ミクロロボット3 (08)

ミクロマンシリーズには珍しく、ダイキャストパーツが奢られています。



本体左側面
ミクロロボット3 (09)

肩に大きなパーツが接続され、やや重心が後方よりですが、接地性は悪くありません。



本体背面
ミクロロボット3 (10)

従来のミクロマンの特徴であった5mmジョイント穴は設けられていません。まあ、サイズ的にも厳しいので仕方がないでしょう。



本体右側面
ミクロロボット3 (11)

脚の側面についている無限軌道が、このロボットのキャラクターを反映してるようですね。



大きさ比較
ミクロロボット3 (12)

撮影時に当時のミクロマンを用意できなかったので、figmaと並べてみました。全長約8cmで、ミクロマンよりも少し小さい感じ。ちょうどセイバーの半分くらいですかね。



可動域
ミクロロボット3 (13)

肩、腿ともに一軸で、前後にしか回転しません。肘関節はなく、また変形ギミックの関係で他のミクロロボットと異なり、膝関節もありません。肩パーツは腕の動きに連動することなく独立で回転しますが、フィギュアとしては“あまり動かせない”方です。



フラッシュファイターに変形
ミクロロボット3 (14)

下肢を外側に開いて、拳を覆うように変形し、肩パーツを回転させて“フラッシュファイター”に変形します。


なんか、“フラッシュファイター”というネーミング、ヤダな。黒歴史を明らかにするみたいで…………、いや、何でもありません(*--*)



フラッシュファイター
ミクロロボット3 (15)

こんな感じで飛んでいくのでしょうか? 本当は首も180度回転させるのですが、このままの方が格好いいでしょう? ということで、顔をそのままにしています。



フラッシュタンク
ミクロロボット3 (16)

変形した脚をそのまま前方に曲げ、肩パーツを回転させて“フラッシュタンク”に変形します。なんか、“ゲッター3”みたいな…………、いや、何でもないです。



銃をもって
ミクロロボット3 (17)

この当時の玩具ですから、拳に開けられたジョイント穴に差し込むだけです。

しかし、大きな銃砲だな(笑)



1974年から展開されていたミクロマンシリーズも、その当時の直撃世代が小学校を卒業するのに伴い、1981年にリニューアル。新しいストーリーと世界観で仕切り直したのが「ニューミクロマン」でしたが、当初はそれがうまく伝わらなかったのか、これを手に取った当時、従来のミクロマンシリーズのどこに位置づけされるのか、少々困惑していた思い出が残っています。新たなる敵が現れるのか? 新しいミクロマンはどんなものなのだろうか? そしてこのロボットたちは……??

そして蓋を開けてみたら、なんと新シリーズだったという、旧来ファンだった私にはガッカリだった思い出。そうだね、ミクロマンは卒業しなきゃ。


時代はガンダムのプラモデルが話題をさらっていたちょうどその時であり、子供たちの興味はガンプラや、その後に現れるファミリーコンピュータ(ファミコン)に移っていくわけですが、ニューミクロマンシリーズはその後、変形ロボットを多数生み出し、同時期に展開していた「ダイアクロン」の変形ロボたちとともにアメリカで「トランスフォーマー」として世界に羽ばたいていくわけです。


そんな“新しい”ミクロマンの先駆けとなったミクロロボット。プレイバリューは旧来シリーズより多少劣るものの、小さなボディに込められたギミックの数々は“ミクロマン”の名を冠するに値するものでした。カッコよかったですしね!


でも、ミクロロボット1はザンボエースっぽくて、2はライディーン、3は顔がザンボット3似で、変形がダイデンジンとゲッター3という感じだった辺りに、オリジナリティが損なわれていた感が残ったのは私だけだったでしょうか?


少なくとも“旧来の”シリーズとは異なる遊び方を暗示していたことは事実で、これは“旧来”ファンを切り捨てることになる一方で、“新しい”ファンを獲得する大胆な方向転換であったことは間違いないと思います。



ミクロマンにまつわる四方屋話、思い出はいろいろとあるんですが、なにせ保管してある物の保存状態が良くなくて、あまりご紹介することができないんですね。


それ以上にミクロマンに関する研究サイトやファンサイトは数多くありまして…………。


今さら私ごときがそれをやっても“足し”にはならないということで、取り立てて特集することはないと思います。撮影も大変だしね。(古い玩具なので、取り扱いに気を遣うのです)。



ミクロロボット3 (18)

…………と、思い出話が止まらない、タカラ ミクロマン「ミクロロボット3」でした!



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お絵描きや1/12フィギュアを
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