野営エンスージアスト キャンティーン セット
メスティン、ポケットストーブと来ましたので、続いてこちらのアイテムを紹介することにしましょう。

YAEI Enthusiast(野営エンスージアスト) ステンレス ミリタリー キャンティーン カップ セット
知っている方も多いと思いますが、軍隊や自衛隊で使われている水筒には必ず、キャンティーンというカップとそれを温めるストーブないしはゴトクが付いてきました。これはその民生版ともいう商品で、米軍が運用していたキャンティーン・セットを模した商品となっています。
何故これを買ったのか? そもそもこの商品の利点はどこにあるのか…………は後述するとして、さっそく見てみましょう!
セット内容

(左奥から時計回りに)ストーブ、キャンティーン・カップ、リッド(蓋)、吊り下げ用ワイヤーハンドル
カップ本体

ステンレス製のキャンティーン・カップ。“ステンレス”ということもあって、やや重みがあります。

反対側(外側)にワイヤーハンドルがついています。

ワイヤーハンドルを展開するとこんな感じに。これで温めた汁物/飲み物を摂することができますが、熱がそのまま伝わるので、耐熱グローブが必要になりますね。

このセットには湯切り用の孔があけられたリッド(蓋)が付属します。“リッド”って書くとカッコイイですね(笑)。
“これで炊飯ができないか?”と聞かれたことがあるのですが、どうなんでしょうねぇ……??
もともと炊飯用にはつくられていませんので、使用者の工夫が必要になるかと思いますが、YouTubeに挙げられている動画の中では、キャンティーンカップを使った炊飯事例があったりしますので、不可能ではないということでしょうかね…………。
恐らく、リッド(蓋)にあいてる湯切り用の穴を塞いだり、もしくはアルミ箔等で覆ってから蓋をするといった工夫が必要だと思います。

このセットには他に吊り下げ用ワイヤーハンドルもついてきて、トライポッドやハンガーに吊るしての調理も可能になっています。
…………が! 個体差なのか、リッドをかぶせた時、リッドの穴とカップの穴が微妙にずれてました(苦笑)。
あとでヤスリで削って、位置合わせしておこう……。
ストーブ

“ストーブ”と言っても、これ単体で何かできるわけではなく、風防を兼ねたゴトクというのが正解でしょう。下部の開口部に薪を入れたり、アルコールストーブや固形燃料を差し入れたりして使用します。

内側にはスリットが設けられて、燃焼に必要な空気が取り入れられる設計になってます。
キャンティーン用のストーブはメーカー/商品によっていくつか種類があるようで、側板だけで天板(底板)がないもの(ROTHCO製など)もあれば、天板(底板)の中央が丸く穴を開けられ、ゴトクでカップを支えつつ、直に炎が届く製品(Bush Craft製)もあります。
このセットのストーブは、炎が当たるところは格子状のスリットになっているタイプです。

ストーブとカップはこのように使用します。ストーブにゴトクとなる天板があるので、湯焚きの際、炎を無駄なく利用できますね。
スタッキング

軍用キャンティーンの利点は一式をまとめられるところでしょう。

なお、水筒は軍用(及びレプリカ)のポリ水筒ではなく、ナルゲンTritanという、軍用水筒と同型の、より高品質な製品と組み合わせています。
正直言うと、このセットも“ロマン枠”に遥かに近い代物かと思います。ナルゲンTritanについては、野外作業での水利用のために購入したものですが、だからと言って固形燃料を使ってお湯を沸かす必要が生じるわけではなく(別に魔法瓶にお湯に入れて持っていけばいいわけですから)、キャンティーン・セットまで手に入れる必然性はないわけです。
では、“防災用品としては?”ということになるかと思いますが、これも微妙と言わざるを得ない。重さ云々言う前に、避難用に持参する水をどう携行するかという話になると思うのですが、いちいちナルゲンボトルに水を注ぐ暇があったら、備蓄していた水ボトルをそのまま持って逃げればいいわけで、水筒が必要になるのはその後の、給水/援助物資が届いてからの話でしょう。であれば、プラティパスのような折りたためる水筒を持っていく方が賢明です。
その水を温めたいときに使うのが“キャンティーン・セット”ということになろうかと思いますが、基本的に避難所では火気厳禁ですから、利用するのは野外ということになりますし、そうなるときちんとしたシングルバーナーのストーブとクッカーの組み合わせの方がベターではないかと思います。キャンティーンと比較しても大きく嵩張るようなものだとも思えませんし。
だから、これを本当に利用するならば、最低限のサバイバルグッズを詰め込んだ一次避難用のベストやハーネス、バッグ類に組み込むというのが妥当なんじゃないかと思います。
ということで、英軍のPALS/MOLLEベストを持っている(<えっ?)私としては、このセットが付属のドリンクポーチに収まるかどうかを試してみたわけです。

キャンティーン・カップとストーブまでは何とか収まりましたが、ギリギリです。リッドやワイヤーハンドルを同梱するのは無理でした。
英軍のキャンティーンは米軍のよりも優れていて、キャンティーンにジャストフィットする固形燃料用のゴトクにキャンティーン・カップ、そしてキャンティーン・カップとほぼ同形状のプラスチック製のカップが付属するんですが、当然大きく、嵩張ります。
PLCE装備の時代まではこの大型のキャンティーン・セットとそれを入れるドリンクポーチを使っていたようなんですが、2000年代後半からは、どうもそれを廃して、簡略化したみたいですね。
まあ、非対称戦争がメインになったこと、機械化/機動化で、一日を超えて最前線に張り付く機会が少なくなったことも背景にあるのかもしれませんね。
またハイドレーションの利用など水の携行方法も変わりましたし、ヒートパックなど火を使わない熱源が利用できるようになった事も大きいかもしれません。
このドリンクポーチは雑嚢として利用するのが一番なのかなぁ……。

ということで(?)、米軍のドリンクポーチに収納してみました。
こちらもギリギリ感がありますが、リッドもワイヤーハンドルも収納できます。ポーチには小さなポケットが付いていて、浄水剤等も収納できますので、こちらの方がいいかもしれません。
ただ、程度のいい品を入手するのが難しいかも…………。

そんなアナタにお勧めなのが、サバイバルゲーム(サバゲー)等でも広く使われているダンプポーチに収納する方法。こちらの方が余裕があり、なおかつ手に入りやすい(お値段も手ごろ)というメリットがあります!
あ、私、サバゲーとかはやってませんからね! 誘っても駄目ですよ!
体力ないし、痛いのキライだし、ゴーグルも持ってないし…………。
銃(エアソフトガン)は持ってるけど(爆)。

YAEI Enthusiast(野営エンスージアスト) ステンレス ミリタリー キャンティーン カップ セット
知っている方も多いと思いますが、軍隊や自衛隊で使われている水筒には必ず、キャンティーンというカップとそれを温めるストーブないしはゴトクが付いてきました。これはその民生版ともいう商品で、米軍が運用していたキャンティーン・セットを模した商品となっています。
何故これを買ったのか? そもそもこの商品の利点はどこにあるのか…………は後述するとして、さっそく見てみましょう!
セット内容

(左奥から時計回りに)ストーブ、キャンティーン・カップ、リッド(蓋)、吊り下げ用ワイヤーハンドル
カップ本体

ステンレス製のキャンティーン・カップ。“ステンレス”ということもあって、やや重みがあります。

反対側(外側)にワイヤーハンドルがついています。

ワイヤーハンドルを展開するとこんな感じに。これで温めた汁物/飲み物を摂することができますが、熱がそのまま伝わるので、耐熱グローブが必要になりますね。

このセットには湯切り用の孔があけられたリッド(蓋)が付属します。“リッド”って書くとカッコイイですね(笑)。
“これで炊飯ができないか?”と聞かれたことがあるのですが、どうなんでしょうねぇ……??
もともと炊飯用にはつくられていませんので、使用者の工夫が必要になるかと思いますが、YouTubeに挙げられている動画の中では、キャンティーンカップを使った炊飯事例があったりしますので、不可能ではないということでしょうかね…………。
恐らく、リッド(蓋)にあいてる湯切り用の穴を塞いだり、もしくはアルミ箔等で覆ってから蓋をするといった工夫が必要だと思います。

このセットには他に吊り下げ用ワイヤーハンドルもついてきて、トライポッドやハンガーに吊るしての調理も可能になっています。
…………が! 個体差なのか、リッドをかぶせた時、リッドの穴とカップの穴が微妙にずれてました(苦笑)。
あとでヤスリで削って、位置合わせしておこう……。
ストーブ

“ストーブ”と言っても、これ単体で何かできるわけではなく、風防を兼ねたゴトクというのが正解でしょう。下部の開口部に薪を入れたり、アルコールストーブや固形燃料を差し入れたりして使用します。

内側にはスリットが設けられて、燃焼に必要な空気が取り入れられる設計になってます。
キャンティーン用のストーブはメーカー/商品によっていくつか種類があるようで、側板だけで天板(底板)がないもの(ROTHCO製など)もあれば、天板(底板)の中央が丸く穴を開けられ、ゴトクでカップを支えつつ、直に炎が届く製品(Bush Craft製)もあります。
このセットのストーブは、炎が当たるところは格子状のスリットになっているタイプです。

ストーブとカップはこのように使用します。ストーブにゴトクとなる天板があるので、湯焚きの際、炎を無駄なく利用できますね。
スタッキング

軍用キャンティーンの利点は一式をまとめられるところでしょう。

なお、水筒は軍用(及びレプリカ)のポリ水筒ではなく、ナルゲンTritanという、軍用水筒と同型の、より高品質な製品と組み合わせています。
正直言うと、このセットも“ロマン枠”に遥かに近い代物かと思います。ナルゲンTritanについては、野外作業での水利用のために購入したものですが、だからと言って固形燃料を使ってお湯を沸かす必要が生じるわけではなく(別に魔法瓶にお湯に入れて持っていけばいいわけですから)、キャンティーン・セットまで手に入れる必然性はないわけです。
では、“防災用品としては?”ということになるかと思いますが、これも微妙と言わざるを得ない。重さ云々言う前に、避難用に持参する水をどう携行するかという話になると思うのですが、いちいちナルゲンボトルに水を注ぐ暇があったら、備蓄していた水ボトルをそのまま持って逃げればいいわけで、水筒が必要になるのはその後の、給水/援助物資が届いてからの話でしょう。であれば、プラティパスのような折りたためる水筒を持っていく方が賢明です。
その水を温めたいときに使うのが“キャンティーン・セット”ということになろうかと思いますが、基本的に避難所では火気厳禁ですから、利用するのは野外ということになりますし、そうなるときちんとしたシングルバーナーのストーブとクッカーの組み合わせの方がベターではないかと思います。キャンティーンと比較しても大きく嵩張るようなものだとも思えませんし。
だから、これを本当に利用するならば、最低限のサバイバルグッズを詰め込んだ一次避難用のベストやハーネス、バッグ類に組み込むというのが妥当なんじゃないかと思います。
ということで、英軍のPALS/MOLLEベストを持っている(<えっ?)私としては、このセットが付属のドリンクポーチに収まるかどうかを試してみたわけです。

キャンティーン・カップとストーブまでは何とか収まりましたが、ギリギリです。リッドやワイヤーハンドルを同梱するのは無理でした。
英軍のキャンティーンは米軍のよりも優れていて、キャンティーンにジャストフィットする固形燃料用のゴトクにキャンティーン・カップ、そしてキャンティーン・カップとほぼ同形状のプラスチック製のカップが付属するんですが、当然大きく、嵩張ります。
PLCE装備の時代まではこの大型のキャンティーン・セットとそれを入れるドリンクポーチを使っていたようなんですが、2000年代後半からは、どうもそれを廃して、簡略化したみたいですね。
まあ、非対称戦争がメインになったこと、機械化/機動化で、一日を超えて最前線に張り付く機会が少なくなったことも背景にあるのかもしれませんね。
またハイドレーションの利用など水の携行方法も変わりましたし、ヒートパックなど火を使わない熱源が利用できるようになった事も大きいかもしれません。
このドリンクポーチは雑嚢として利用するのが一番なのかなぁ……。

ということで(?)、米軍のドリンクポーチに収納してみました。
こちらもギリギリ感がありますが、リッドもワイヤーハンドルも収納できます。ポーチには小さなポケットが付いていて、浄水剤等も収納できますので、こちらの方がいいかもしれません。
ただ、程度のいい品を入手するのが難しいかも…………。

そんなアナタにお勧めなのが、サバイバルゲーム(サバゲー)等でも広く使われているダンプポーチに収納する方法。こちらの方が余裕があり、なおかつ手に入りやすい(お値段も手ごろ)というメリットがあります!
あ、私、サバゲーとかはやってませんからね! 誘っても駄目ですよ!
体力ないし、痛いのキライだし、ゴーグルも持ってないし…………。
銃(エアソフトガン)は持ってるけど(爆)。
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