サンタクロースになりたくて(?)
気が付けば12月も半ば。あと半月あまりで大晦日。新年を迎えるわけです。
時が経つのは早いものですねぇ……。
そしてもう一つ、忘れてならない行事がクリスマス。
この季節になると思い出す一つの物語がありました……。
私も子供の頃は、ごく普通に漫画なんぞ、を読んでいましたがそれほど熱心に読んでいたわけではなく、漫画雑誌を定期的に購読ということもあまりしていませんでした。
これは私の妹たちも同じで、彼女たちが漫画雑誌を買ってきた記憶というものはほとんどなく、おそらく近所に住んでいたお姉さんからのお下がりを読んでいたんじゃないか------と思われるのですが、それでも自分で買っていた時期が数年あったかもしれません。
そんな妹の漫画雑誌をほんの少しだけ読んだことがありまして、その中で特に印象に残っている作品があるのです。
それが「サンタクロースになりたくて」
…………というタイトルだったと思ったんですがね、検索しても引っかからないから、間違えて覚えてしまったかな?(爆) いったいどういう話かというと-------。
(以下ネタバレ)
舞台は英国の港町。(多分リバプールでブリストルではなかったと思う;笑)。クリスマスプレゼントを買いに来た二人が愛をささやいたところ……………。
女性二人のカップルと誤解されて店を追い出されてしまうというハプニング。
いや違う、この二人は男女。主人公レスリーは女性もうらやむほど美しく長い髪を持つ美青年。それゆえに時折女性と間違えられてしまうのですが、本人は納得いかない(笑)。
そんな彼に後ろから抱き着く酔っ払いが。
こんなクリスマス間近になんて迷惑な!と憤慨するレスリー。
そんなある日(だったかな)。とある少年と巡り合います。その少年とどういう形で出会ったかは忘れてしまいましたが、川か海か何かに飛び込んでびしょ濡れになって、その少年の家で、服が乾くまで暖を取らせてもらいます。
そこに少年の母が帰宅。少年はレスリーを紹介します。
少年はどうやら母子家庭らしく、船乗りだった父親は数年前に行方不明になり、母が近所のスーパーマーケット(だったかな?)で働いているのですが、経済的に困窮しているためか、少年の母は“うちにはサンタクロースは来ない”と告げていたのでした……。
少年と親しくなったレスリーは彼の力になりたいと考え、サンタの代わりとして、彼の望むプレゼントを贈ろうと考えるのですが、さて、少年が望むプレゼントとは何でしょう?
そうだ、父親だ!
そう閃いたレスリーは父親を買いに出かけるのですが…………って、どこに“父親”を売っている店があるんだとセルフツッコミ(笑)。途方に暮れるのでした。
その時! またあの酔っ払いが背後からレスリーに抱き着いてきます。レスリーは“またあの酔っ払いか!”と思い、酔っ払いも“またあんたか!”と吐き捨てます。
“まったく!”と憤慨するレスリー。再び思案を続けようとしますが、ここで大事なことに気が付きます。さっきの酔っ払い、船員帽を被っている! そういえば抱き着く時に叫んでいた名前は少年の母親の名前と同じだった……!
レスリーはさっきの酔っ払いを捜しますが見つかりません。まったく、どうしてこう、必要な時に見つからないのでしょう!
がっくり肩を落とすレスリーに天啓が閃きます。“あの男、いく先々で長髪の人間に抱き着いているんじゃないか?”
警察に赴いたレスリーは案の定、そこで例の酔っ払いを見つけます。しかし彼を保釈するにはお金が必要です。レスリーは恋人に連絡を取って理由も告げずにお金を借るのです。
そして--------
少年の父親と思わしき男を連れて、少年宅を訪れるのですが、少年の母は喜ぶどころか怒り心頭! “ここ数年何処をほっつき歩いてたのよ!!”
“すぐに戻れない事情があったんだよ……”釈明する男。そして唖然とするレスリーに少年は言います。“僕はお母さんが喜ぶ顔が見たかっただけなんだけど……。”
ですが少年は続けます。“でも、これでよかったのかな……。”
そんな感じで、丸く収まったかは怪しいけれども、とにかく一家が再び揃うというクリスマスプレゼントを贈ったレスリーですが、彼には残酷な(?)ラストが待っていました。
“あのね……あなたに手編みのセーターを贈ろうと思ったんだけど、だけど、この前、あなたにお金貸しだでしょう? それで予算が足りなくなって……。”
なんと、レスリーに贈られるはずだった手編みのセーターは、毛糸が足りない状態のままその日を迎えてしまったのです!
“どうして僕だけ……!!(涙)”
---------という、ところどころに笑いを交えた感動的なお話。
私もレスリー君みたいになりたいと思いましたね。うん、髪を伸ばそう(<マテ)。
多分細部が色々間違えて覚えているんじゃないかと思いますが、正しいタイトル、描かれた漫画家のお名前、掲載誌、etc……、ご存じの方がいらっしゃいましたが、情報をお寄せください!
それでは!
時が経つのは早いものですねぇ……。
そしてもう一つ、忘れてならない行事がクリスマス。
この季節になると思い出す一つの物語がありました……。
私も子供の頃は、ごく普通に漫画なんぞ、を読んでいましたがそれほど熱心に読んでいたわけではなく、漫画雑誌を定期的に購読ということもあまりしていませんでした。
これは私の妹たちも同じで、彼女たちが漫画雑誌を買ってきた記憶というものはほとんどなく、おそらく近所に住んでいたお姉さんからのお下がりを読んでいたんじゃないか------と思われるのですが、それでも自分で買っていた時期が数年あったかもしれません。
そんな妹の漫画雑誌をほんの少しだけ読んだことがありまして、その中で特に印象に残っている作品があるのです。
それが「サンタクロースになりたくて」
…………というタイトルだったと思ったんですがね、検索しても引っかからないから、間違えて覚えてしまったかな?(爆) いったいどういう話かというと-------。
(以下ネタバレ)
舞台は英国の港町。(多分リバプールでブリストルではなかったと思う;笑)。クリスマスプレゼントを買いに来た二人が愛をささやいたところ……………。
女性二人のカップルと誤解されて店を追い出されてしまうというハプニング。
いや違う、この二人は男女。主人公レスリーは女性もうらやむほど美しく長い髪を持つ美青年。それゆえに時折女性と間違えられてしまうのですが、本人は納得いかない(笑)。
そんな彼に後ろから抱き着く酔っ払いが。
こんなクリスマス間近になんて迷惑な!と憤慨するレスリー。
そんなある日(だったかな)。とある少年と巡り合います。その少年とどういう形で出会ったかは忘れてしまいましたが、川か海か何かに飛び込んでびしょ濡れになって、その少年の家で、服が乾くまで暖を取らせてもらいます。
そこに少年の母が帰宅。少年はレスリーを紹介します。
少年はどうやら母子家庭らしく、船乗りだった父親は数年前に行方不明になり、母が近所のスーパーマーケット(だったかな?)で働いているのですが、経済的に困窮しているためか、少年の母は“うちにはサンタクロースは来ない”と告げていたのでした……。
少年と親しくなったレスリーは彼の力になりたいと考え、サンタの代わりとして、彼の望むプレゼントを贈ろうと考えるのですが、さて、少年が望むプレゼントとは何でしょう?
そうだ、父親だ!
そう閃いたレスリーは父親を買いに出かけるのですが…………って、どこに“父親”を売っている店があるんだとセルフツッコミ(笑)。途方に暮れるのでした。
その時! またあの酔っ払いが背後からレスリーに抱き着いてきます。レスリーは“またあの酔っ払いか!”と思い、酔っ払いも“またあんたか!”と吐き捨てます。
“まったく!”と憤慨するレスリー。再び思案を続けようとしますが、ここで大事なことに気が付きます。さっきの酔っ払い、船員帽を被っている! そういえば抱き着く時に叫んでいた名前は少年の母親の名前と同じだった……!
レスリーはさっきの酔っ払いを捜しますが見つかりません。まったく、どうしてこう、必要な時に見つからないのでしょう!
がっくり肩を落とすレスリーに天啓が閃きます。“あの男、いく先々で長髪の人間に抱き着いているんじゃないか?”
警察に赴いたレスリーは案の定、そこで例の酔っ払いを見つけます。しかし彼を保釈するにはお金が必要です。レスリーは恋人に連絡を取って理由も告げずにお金を借るのです。
そして--------
少年の父親と思わしき男を連れて、少年宅を訪れるのですが、少年の母は喜ぶどころか怒り心頭! “ここ数年何処をほっつき歩いてたのよ!!”
“すぐに戻れない事情があったんだよ……”釈明する男。そして唖然とするレスリーに少年は言います。“僕はお母さんが喜ぶ顔が見たかっただけなんだけど……。”
ですが少年は続けます。“でも、これでよかったのかな……。”
そんな感じで、丸く収まったかは怪しいけれども、とにかく一家が再び揃うというクリスマスプレゼントを贈ったレスリーですが、彼には残酷な(?)ラストが待っていました。
“あのね……あなたに手編みのセーターを贈ろうと思ったんだけど、だけど、この前、あなたにお金貸しだでしょう? それで予算が足りなくなって……。”
なんと、レスリーに贈られるはずだった手編みのセーターは、毛糸が足りない状態のままその日を迎えてしまったのです!
“どうして僕だけ……!!(涙)”
---------という、ところどころに笑いを交えた感動的なお話。
私もレスリー君みたいになりたいと思いましたね。うん、髪を伸ばそう(<マテ)。
多分細部が色々間違えて覚えているんじゃないかと思いますが、正しいタイトル、描かれた漫画家のお名前、掲載誌、etc……、ご存じの方がいらっしゃいましたが、情報をお寄せください!
それでは!
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No title
拝見しましたが、私自身まったくわからないのですが、こういうことありますよね。
ネットの時代ですから作品名わかるとよいですね。
ネットの時代ですから作品名わかるとよいですね。
サンタ
色々とネットで検索してみたんですけど、今のところなしのつぶてですね……。
いつの日か、その作品と再会したいものです。
コメントありがとうございました!
いつの日か、その作品と再会したいものです。
コメントありがとうございました!