課題と反省(3)~背景クオリティ
第23~26話のネーム制作作業に注力していたためしばらく間が空きましたが、フィギュア漫画「Final Labyrinth~涼宮ハルヒの迷宮(仮題)」制作の反省、3回目です。
ところで、毎日Blog更新している人ってすごいなぁ~って思いますね。そんな短時間で記事書き上げられるのか? このBlogの原稿を書くだけで1時間はゆうにかかるし、写真の加工を含めたら3時間ではきかんぞ。まさか、暇人てことはないだろうし、予約投稿なのかなとも思いますが、内容がタイムリーなものだったりするので、当日書きなんだろうと思うと……、う~ん、謎だ。
それはともかく、本題。
この「Final Labyrinth~涼宮ハルヒの迷宮(仮題)」は、以前も書いたとおり、なるべく手持ちの人形だけで(=極力買い足すことなく)、合成をほとんどすることなく、お手軽に制作することをコンセプトに制作する……予定だったのですが、残念ながらそうは問屋が卸さなかったわけですが、どうしてこんなコンセプトを掲げたかというと、この企画を立案するはるか以前に、1/6フィギュアで同じようにフィギュア漫画を制作しようと画策したことがあったんですね。結局このプロジェクトは挫折したわけなんですが、その大きな要因の一つに“合成がたいへんすぎる!”というものでした。
正直言うと、私は職業として画像の合成を行なった経験があるので、一応は合成技術を有していますし、それに必要な機材(古いですが;恥)も有しています。しかし、それでも画像合成というのは手間がかかる作業の一つで、数枚程度ならまだしも、今回のフィギュア漫画のように80点近く合成作業をするというのは、片手間には出来ません。しかもフィギュアのヘッドがドールヘア(植毛ヘア。1/6以上になると髪の毛を細い繊維を植え込んで表現したりすることもある)だったりすると、発狂しそうになるわけです。
まあ、画像合成のたいへんさ加減は、最終的に撮影条件に左右されるのですが、以前の日記で紹介したとおり、私の手元には30万画素の古いコンパクトデジタルカメラしかないわけで……。まさか古い銀塩カメラ引っ張り出してくるわけにもいかんし……。(フィルム現像のお金が、ね;恥)。
というわけで、極力合成は避けたかったのですが、いざ制作に入ってみると、そういうわけにもいかないことがすぐに判明。だって、ストーリー展開上、クローズセットでのシーンが少ないんですもの(爆)。冒頭から夕陽が傾く砂漠のシーンだったからなぁ(苦笑)。
まあ、それでも一応、(適当に)背景描いて、それをバックペーパーに撮影しようと思ったんですが、パースが合わないという当たり前のことに気が付き、断念。結局、普通に合成して行く形で落ち着いたわけです。まあ、モールドヘアだし、少しは楽できるかな、と。(そうでもなかったですけどね)。
とはいえ、背景描き、もう少し何とかするべきでしたよね。あまりにも手抜き過ぎです(恥)。
一応、山々を描き、

道もこさえたのですが、



明らかに違和感あります(恥)。
まあ、元の背景画からして出来がアレですが(恥)。
それでもこれはまだマシな方で、街中になるともう、全然お話になりません。



この街並みは、Illustratorで描いたものをPhotoshopで加工したものなんですが、もう、おもちゃっぽさが半端ないですね。原因はわかっていて、配色がビビッドすぎること、ディテールが描き込まれていないこと、などで、安っぽいんですね。ただ、本腰入れてリアルに描こうとしたら時間がいくらあっても足りないし、私の集中力も持ちまへん(爆)。なんてったって、筋金入りの面倒くさがりですからね。女の子ならいざ知らず、背景なんぞ描いても楽しくないから、すぐにさじ投げちゃうんです。悪い癖だ(苦笑)。



そんなわけで、頑張って合成しても、おもちゃの世界に紛れ込んだ観が拭いきれず、これは不味いよなぁ~、と思いながら今日に至るわけです。
まあ、ほら、一人でやってるし、お金もないし(マジで > なので、今後制作に入れるか本当にビミョー)、時間も無尽蔵にあるわけじゃないし、……って、言い訳ですね。ハイ。
もう一つ、各シーンを繋ぐクッション役として“捨てカット”というものがあるんですが、これに丸々CG絵を載せているカットがあったりするんですが、これとフィギュアとのマッチングも課題ですね。

どうみても、人形とは合いません。この辺もきちんとする必要がありますね。ただ、やっぱり実際の写真とCGのライティングをマッチさせるのは難しく、限界があることも確かです。このあたりはまた機会を見つけて探っていきたいと思います。
じつは、今後の制作見通しがつかないこともあって、次回分の制作に取り掛かっていないのですよ。第4話はすぐにでも撮影に入れるのですが、第5話がまだ無理で、(背景およびセットを新規に用意する必要があり、その作業が結構時間がかかる)、第4話と第5話はお話の都合上切り離せないので、(運悪く制作途中で私が死んでしまったら、尻切れトンボになってしまう;笑)、おいそれと作業に入れない状況なんですね。
そんなわけで、第4話の掲載は思いっきり遅れることが確定しています。(6月中に掲載することは多分無理です。ほぼすべてのコマが合成でもあるので)。
そのような制作環境の中で、今回の反省点がどれだけ生かせるかは未知数ですが、(全然生かせないかも < オイ!)、なんとか頑張っていきたいですね。
でも、さすがにオリジナル作品ではないから、支援を受けるのは難しいよなぁ~。
ところで、毎日Blog更新している人ってすごいなぁ~って思いますね。そんな短時間で記事書き上げられるのか? このBlogの原稿を書くだけで1時間はゆうにかかるし、写真の加工を含めたら3時間ではきかんぞ。まさか、暇人てことはないだろうし、予約投稿なのかなとも思いますが、内容がタイムリーなものだったりするので、当日書きなんだろうと思うと……、う~ん、謎だ。
それはともかく、本題。
この「Final Labyrinth~涼宮ハルヒの迷宮(仮題)」は、以前も書いたとおり、なるべく手持ちの人形だけで(=極力買い足すことなく)、合成をほとんどすることなく、お手軽に制作することをコンセプトに制作する……予定だったのですが、残念ながらそうは問屋が卸さなかったわけですが、どうしてこんなコンセプトを掲げたかというと、この企画を立案するはるか以前に、1/6フィギュアで同じようにフィギュア漫画を制作しようと画策したことがあったんですね。結局このプロジェクトは挫折したわけなんですが、その大きな要因の一つに“合成がたいへんすぎる!”というものでした。
正直言うと、私は職業として画像の合成を行なった経験があるので、一応は合成技術を有していますし、それに必要な機材(古いですが;恥)も有しています。しかし、それでも画像合成というのは手間がかかる作業の一つで、数枚程度ならまだしも、今回のフィギュア漫画のように80点近く合成作業をするというのは、片手間には出来ません。しかもフィギュアのヘッドがドールヘア(植毛ヘア。1/6以上になると髪の毛を細い繊維を植え込んで表現したりすることもある)だったりすると、発狂しそうになるわけです。
まあ、画像合成のたいへんさ加減は、最終的に撮影条件に左右されるのですが、以前の日記で紹介したとおり、私の手元には30万画素の古いコンパクトデジタルカメラしかないわけで……。まさか古い銀塩カメラ引っ張り出してくるわけにもいかんし……。(フィルム現像のお金が、ね;恥)。
というわけで、極力合成は避けたかったのですが、いざ制作に入ってみると、そういうわけにもいかないことがすぐに判明。だって、ストーリー展開上、クローズセットでのシーンが少ないんですもの(爆)。冒頭から夕陽が傾く砂漠のシーンだったからなぁ(苦笑)。
まあ、それでも一応、(適当に)背景描いて、それをバックペーパーに撮影しようと思ったんですが、パースが合わないという当たり前のことに気が付き、断念。結局、普通に合成して行く形で落ち着いたわけです。まあ、モールドヘアだし、少しは楽できるかな、と。(そうでもなかったですけどね)。
とはいえ、背景描き、もう少し何とかするべきでしたよね。あまりにも手抜き過ぎです(恥)。
一応、山々を描き、

道もこさえたのですが、



明らかに違和感あります(恥)。
まあ、元の背景画からして出来がアレですが(恥)。
それでもこれはまだマシな方で、街中になるともう、全然お話になりません。



この街並みは、Illustratorで描いたものをPhotoshopで加工したものなんですが、もう、おもちゃっぽさが半端ないですね。原因はわかっていて、配色がビビッドすぎること、ディテールが描き込まれていないこと、などで、安っぽいんですね。ただ、本腰入れてリアルに描こうとしたら時間がいくらあっても足りないし、私の集中力も持ちまへん(爆)。なんてったって、筋金入りの面倒くさがりですからね。女の子ならいざ知らず、背景なんぞ描いても楽しくないから、すぐにさじ投げちゃうんです。悪い癖だ(苦笑)。



そんなわけで、頑張って合成しても、おもちゃの世界に紛れ込んだ観が拭いきれず、これは不味いよなぁ~、と思いながら今日に至るわけです。
まあ、ほら、一人でやってるし、お金もないし(マジで > なので、今後制作に入れるか本当にビミョー)、時間も無尽蔵にあるわけじゃないし、……って、言い訳ですね。ハイ。
もう一つ、各シーンを繋ぐクッション役として“捨てカット”というものがあるんですが、これに丸々CG絵を載せているカットがあったりするんですが、これとフィギュアとのマッチングも課題ですね。

どうみても、人形とは合いません。この辺もきちんとする必要がありますね。ただ、やっぱり実際の写真とCGのライティングをマッチさせるのは難しく、限界があることも確かです。このあたりはまた機会を見つけて探っていきたいと思います。
じつは、今後の制作見通しがつかないこともあって、次回分の制作に取り掛かっていないのですよ。第4話はすぐにでも撮影に入れるのですが、第5話がまだ無理で、(背景およびセットを新規に用意する必要があり、その作業が結構時間がかかる)、第4話と第5話はお話の都合上切り離せないので、(運悪く制作途中で私が死んでしまったら、尻切れトンボになってしまう;笑)、おいそれと作業に入れない状況なんですね。
そんなわけで、第4話の掲載は思いっきり遅れることが確定しています。(6月中に掲載することは多分無理です。ほぼすべてのコマが合成でもあるので)。
そのような制作環境の中で、今回の反省点がどれだけ生かせるかは未知数ですが、(全然生かせないかも < オイ!)、なんとか頑張っていきたいですね。
でも、さすがにオリジナル作品ではないから、支援を受けるのは難しいよなぁ~。
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