中古Macは地雷〜20号機降臨(終)
20号機:iMac 21inch Mid 2010

最後に、今回の導入際して感じた、中古Macの難しさについて書き記してみたいと思います。
思えば、今回の20号機は、通算5台目のMacとなるんだなぁ……と、しみじみと感じたところで、気がつけば、4号機:Power Macintosh G3 350 Zip を除いて、買ったのは皆中古のMacだった。
それらのMacはいずれも、古き良き時代(?)のMacで、だいたいOSが附属していなくても、今流通しているOSが手元にあれば普通に動く代物であった。
だがしかし、OS X 10.7 Lion の頃から、ディスケットによるOSの提供は配され、中古Macの復旧は難しくなった。
私が手に入れたiMacそうなる一歩手前のマシンだったけれど、事実上最後となったリテール版OSよりあとの発売だったから、これのインストールは(通常の方法では)叶わず、(いつものように;爆)裏技や反則技を駆使しての作業となった。
同じOSが動くマシン(19号機:MacBook Early 2006)がなければ確実に詰んでいただろうし、業者がOS X 10.13 High Sierra をインストールしてくれていなければ、高価な置物と化していただろう。
幸いにEFIブートROMがアップデートされていた(であろう)個体だったので、High Sierra の復旧も可能であるようだが、これは親切な業者から入手したからであって、個人売買や素性も知らぬ人物や団体から手に入れていたなら、“Mac”を買ったにもかかわらず、“Mac”として使うことができない可能性も十分に考えられる。
まさに、地雷である。
自分で色々と調べた上で、これまでの経験と機材の充足状況をもとに、運と予算を天秤にかけた上での行動だったので成功裏に終わったのだが、一歩間違えれば、頭を抱え、途方に暮れ、散財と自分の無知に自己嫌悪に陥っていたことだろう。
重ねていう。中古Macは地雷だと。
素性がわからない状態で買うものではない。自動車のような整備記録簿というものがないコンピュータでは、前オーナーがどのように使ってきたか、再販業者がどのような整備したかを確認できなければ、手を出すのは控えたほうがいい。それこそ中古車の購入とポイントは同じだろう。
無論、MacではないPCでも同じことだが、macosが動くことに価値があるMacでは尚更ではないだろうか?
macosが動くからMacなのであり、そこに意味がある。だが、きちんと整備されていないと“Macとして使えないMac”になってしまうのだ……。
そう考えると、じつはMacは新品で買うのが一番ということが導ける。
コンピュータに詳しくない人がいきなり中古Macに手を出すことは考えにくいのだが、予備知識のない人がMacに興味を示し、中古のMacを手に入れようと考えているのなら、迷わず新品を勧めたほうがいい。
ここ最近のMacは増設もアップグレードもできない。中古の値段もPCほど落ちないことも多く、中古を買うメリットは殆どない。さらに前述したように“地雷”と思わしき物件もあり、知識と機材なしでは太刀打ちできない。
それが却ってMac人口を狭める原因になっているかもしれない。
だがそれでいいのだろう。
Macの真価は使うことにある。その優れたUIも使ってこそ。使えないマシンを買ってもしようがない。初心者にも優しいMacだからこそ、はじめから“きちんと動く”マシンを(初心者は)使うべきであり、Windows PCよりもクセの強いMacであるからこそ、最初の一台は素直な新品を買うべきなのだ−−−−−−と。
(終)

最後に、今回の導入際して感じた、中古Macの難しさについて書き記してみたいと思います。
思えば、今回の20号機は、通算5台目のMacとなるんだなぁ……と、しみじみと感じたところで、気がつけば、4号機:Power Macintosh G3 350 Zip を除いて、買ったのは皆中古のMacだった。
それらのMacはいずれも、古き良き時代(?)のMacで、だいたいOSが附属していなくても、今流通しているOSが手元にあれば普通に動く代物であった。
だがしかし、OS X 10.7 Lion の頃から、ディスケットによるOSの提供は配され、中古Macの復旧は難しくなった。
私が手に入れたiMacそうなる一歩手前のマシンだったけれど、事実上最後となったリテール版OSよりあとの発売だったから、これのインストールは(通常の方法では)叶わず、(いつものように;爆)裏技や反則技を駆使しての作業となった。
同じOSが動くマシン(19号機:MacBook Early 2006)がなければ確実に詰んでいただろうし、業者がOS X 10.13 High Sierra をインストールしてくれていなければ、高価な置物と化していただろう。
幸いにEFIブートROMがアップデートされていた(であろう)個体だったので、High Sierra の復旧も可能であるようだが、これは親切な業者から入手したからであって、個人売買や素性も知らぬ人物や団体から手に入れていたなら、“Mac”を買ったにもかかわらず、“Mac”として使うことができない可能性も十分に考えられる。
まさに、地雷である。
自分で色々と調べた上で、これまでの経験と機材の充足状況をもとに、運と予算を天秤にかけた上での行動だったので成功裏に終わったのだが、一歩間違えれば、頭を抱え、途方に暮れ、散財と自分の無知に自己嫌悪に陥っていたことだろう。
重ねていう。中古Macは地雷だと。
素性がわからない状態で買うものではない。自動車のような整備記録簿というものがないコンピュータでは、前オーナーがどのように使ってきたか、再販業者がどのような整備したかを確認できなければ、手を出すのは控えたほうがいい。それこそ中古車の購入とポイントは同じだろう。
無論、MacではないPCでも同じことだが、macosが動くことに価値があるMacでは尚更ではないだろうか?
macosが動くからMacなのであり、そこに意味がある。だが、きちんと整備されていないと“Macとして使えないMac”になってしまうのだ……。
そう考えると、じつはMacは新品で買うのが一番ということが導ける。
コンピュータに詳しくない人がいきなり中古Macに手を出すことは考えにくいのだが、予備知識のない人がMacに興味を示し、中古のMacを手に入れようと考えているのなら、迷わず新品を勧めたほうがいい。
ここ最近のMacは増設もアップグレードもできない。中古の値段もPCほど落ちないことも多く、中古を買うメリットは殆どない。さらに前述したように“地雷”と思わしき物件もあり、知識と機材なしでは太刀打ちできない。
それが却ってMac人口を狭める原因になっているかもしれない。
だがそれでいいのだろう。
Macの真価は使うことにある。その優れたUIも使ってこそ。使えないマシンを買ってもしようがない。初心者にも優しいMacだからこそ、はじめから“きちんと動く”マシンを(初心者は)使うべきであり、Windows PCよりもクセの強いMacであるからこそ、最初の一台は素直な新品を買うべきなのだ−−−−−−と。
(終)
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