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十周年

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当Blogは開設から十周年を迎えました!
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課題と反省(4)~表現と規制/自主規制

今回の記事はちょっとデリケートな内容です。また今回は、本文中に不快な感情を持ちかねない画像が含まれております。閲覧をご希望の方はご注意ください。



正直に言おう。私は性的な表現が好きな人間ではない。意味もなく裸体を露にすること、性行動を描写することについて、嫌悪感とはいわないまでも眉をひそめている者の一人である。それ故に自身の創作/表現活動については、なるべくそのような作品をつくらないように努めてきたつもりである。最近はちょっと緩んできて、限られたスペースでのみ裸体表現をすることもでてきましたが、その場合でも、いやらしくない、健康的な表現となるよう心がけていました。

というわけで、自作発表の場のメインとなる自身のWEBサイトについては、テレビ東京張りの自主規制を基本的に設けていました。当Blogでもその適用を-------していこうと思っていました。

ですが、今回のフィギュア漫画「Final Labyrinth~涼宮ハルヒの迷宮(仮題)」において、それを貫くと、意図に反していろいろと不具合が起こることが判明したんですね。

それは、配役(フィギュア)の一部に、デフォルトで下着が見えてしまうキャラクターがいるためです、ハイ(ため息)。

実はもうすでに第二話で登場して、このシーンで大々的にもう見えちゃってます。

表現課題(01)

コレ、何とかならんか一応思案検討したんですがね、アングル的にアオリ使わないと成り立たないシーンであることに加え、この人(ユーミル)、後姿は極端な俯瞰でもない限り見えちゃうデザインなんですよ(苦笑)。

表現課題(02)

だからといって、白いもやが立ち込めたり、意味不明な花瓶が置かれていたりするのは不自然かつオカシイわけで……。自主規制を理由に画面を汚すのは本末転倒であるが故、もう開き直ってそのまま掲載することにしました。どこかのバカがあれこれ言ってきても「これはショーツじゃなくてスパッツです」と言い張ろうと……。

一応前述の観点から、なるべく下着およびそれに類するものが目に入らないようにしたいとは思っているのですが、作品の都合上(冒険活劇)、アクションシーンの存在は確定的であるが故、一部のキャラクターはそのコスチュームデザイン上、下着等が露出してしまうのは避けられない状態なのです。演出上でカバーといっても、ダメージを受けている状態を見せる必要だってあるだろうから、(でないとストーリー的につまらなくなってしまう)、“見せない努力”にも限界はあり、エロチックな感情を喚起する意図はなくても、結果として“見えてしまう”ことはどうしても起こりうるわけです。

でもさ、しょうがねぇだろ、デザインしたのオレじゃないんだし。(自分がデザインすれば、冒険活劇にスカートキャラなんて出さんわ!)。それにフィギュアの下着や裸くらいで欲情すんじゃねぇよ! とすら思うのも本音としてはある。


まだ三話しか出来ていない「Final Labyrinth~涼宮ハルヒの迷宮(仮題)」においては、なるべく性的な表現/性的興奮を喚起させるような表現は謹んで展開していきたいと思っているけれど、(とは言いつつ、現在26話まで進んでいるネーム/絵コンテでは“ラッキースケベ”的なシーンが“賑やかし”としてあったりするのも事実なのではあるが……)、ストーリーにリアリティを持たせるために仕方なく裸体を映し出したり、また会話等でその話題が出てきたりするのは避けられないと思う。それは主人公たちが高校生なんだし、(男女とも性に関して興味シンシンなお年頃)、登場人物の一部がクイーンズブレイドという作品のキャラクター※だったりするから、仕方がない。

※アメリカのゲーム「ロストワールド」を日本のホビー・ジャパンが美少女格闘ものに翻案してつくられたバトルゲームブックおよびそれのメディアミックス展開。アニメの他、コンピュータゲームも存在する。アニメはダメージを受けた結果裸体が露になるというとんでもない作品だったようです。(ちなみに海洋堂から発売されているリボルテックでもそれが再現されているという、困った?アクションフィギュアだったりします)。

例えば、みくるちゃんが奴隷にされたかもしれない! 危機感とその想像を表現しようと思ったとき、裸体だった方が重みが出るよね?

表現課題(03)

それらを勘案すると、(性的な描写があるからといって)青少年の鑑賞にふさわしくない作品として一律に忌避されるべきものなのか? 目くじらを立てなければいけないようなものなのか? という疑問も自分の中ではある。

ま、この件は長くなるので別の機会に取り上げようと思う。(丁度国会で児童ポルノ法の改正案が審議入りしているのでね)。

実際のところ、フィギュアを使った漫画なので、直接的な裸体表現は出来ないので、(人形がないと出来ないので)、やりたいと思ってもやれないから、あまり心配する必要はないのだけれど、まあ、重箱の隅をつつくような連中がいることに加え、自分自身、もうちょっと何とかしたかったな、(下着見せたくなかったな;笑)、いう心情があるので、本当は触れなくても良かったのだけれど、今回は特別に取り上げてみました。現在の本来の意図を忘れたかのような(表現の)自主規制について再考する機会だとも思ったしね。

さらに突っ込めば、表現の規制やゾーニングについてもその基準や判別の運用の仕方についてもいろいろと問題があるわけですが、(内容云々以前に、何かが“見えた”“見えない”で機械的に決めてしまうのはどうなんだよ!)、その件については、また別の機会に。


ところで、当Blogでは意図せず早々に自身の自主規制を破っていました。

実は、2013年2月22日の記事「骸骨剣士がやってきた!(前編)」において、関羽雲長姐さんがやってくれちゃってます。キックのシーンは仕方がないと諦めてましたが、他は撮影後の編集時点で発覚。(見えないように頑張ったつもりだったのに……)。他にいい写真がなく、諦めて(開き直って)掲載したんですな。いいじゃないか、パンツくらい。オレは異性が下着姿でうろついても何も感じないぞ!(<イヤ、そういう問題ではないです;爆)。
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