帰ってきた、まくらをそうじ

　ルカ
「今年は珍しく、政治的な話題にも触れたわね。」



「ロシアによるウクライナへの侵略という、許されざる行為があったからね。国際秩序を乱すことについてはどうしても声を上げざるを得なかった−−−−−−しかもロシアは国際秩序維持に責任を担う大国のひとつなのだからね。」


　まどか
（父ちゃん……珍しくSAN値上がってる……！）



「さらに言うと、私はロシア文化に親しみを感じている部類の人間だから、今回のロシアの行動に賛意を示していると思われたくなかったんだよ。たとえ親近感を持つ国でもダメなことはダメだ！　自国の勝手な都合・理由で他国に侵略し人々の命を奪うことは許されることではない！　強く非難するし、私は今回のことで、ロシアという国家が滅びてしまっても構わないとさえ思っているよ！」


　鶴屋
「随分過激な発言をするにょろよ〜。」



「それだけ怒っているということさ。ロシアを滅亡させないまでも、核兵器をすべて取り上げ、自国防衛に必要な最小限の軍備に止め、それを欧米が保障する−−−−−−−−現在の日本のような形にするのが一番だと思うね。」


　ルカ
「でもそれだと、コーカサス地方や中東、イランやアフガニスタンあたりが今よりももっと不安定になるんじゃないかしら？」



「まあ、問題はそこだね。ロシアという軍事プレゼンスがなくなると不安定化する地域は少なくない。そこをどうするべきか−−−−−−−−結局プーチンは愚かにも開けなくていいパンドラの箱を開けてしまったんだ。」


　ルカ
「21世紀はバラ色の時代になるって聞いてたけれど、愛も変わらぬ争乱の時代なのね……。」


　まどか
（さっきから難しい話ばかりで、さっぱりわからん……）。


　鶴屋
「そういえば、今年は追悼記事も多かったのさっ。」



「多かったというわけでもないけれど、私は君主制を支持する者ではないのだが、英国のエリザベス女王の薨去は時代の節目を感じたし、その他、それぞれ心に残る人への追悼記事だったからね。」


　ルカ
「今年もたくさんの方がお亡くなりになったものね……。」



「まあ、それを一つ一つ追悼記事として挙げていたらキリがないから、追悼記事は控えるようにしていたんだけど……。今年は流石に“特別”だったね……。」


　まどか
「父ちゃん……、難しい話ばかりしてないで、わしにも判る話をしてくれよ！　“まど★マジ”はどうなるんだ!?」



「どうなりますかねぇ……。できるといいんですけどねぇ……。」


　ルカ
（ああ……、SAN値下がってしまったわね……）。



「今年は結局、腰痛と送迎で撮影が困難になったんですが、その状況は大きく変わらないので、まあ、機を見て、“できれば”ということになるでしょうか……？」


　まどか
「そんな夢も希望もないこと、言わないでくれよ！」


　ルカ
「まあまあ、腰痛も快方に向かっていることだし、来年は主だったプロジェクトを先に済ませる予定だから、多分、出番も出てくるわよ。」



「まあ、今年は前述の影響もあって、近況報告の記事ばかりになってしまいましたが、来年はもう少し改善できたらと、考えてはいます。」


　鶴屋
「でももう一つ、“Ci-en”の方でも記事を書いていたよねっ？　そっちの方はどうするのさっ？」



「そこが課題で……、現状バッティングが多く、うまく効果を挙げられていないというのが現状です。」


　ルカ
「“Ci-en”ではクラウドファンディングなど、マネタイズにつながることを主眼としてるのよね？」



「そうなんですが、残念ながらクリエイターの仲間内で記事を読みあっているというのが現状でして、お金を落とす本来の客層がそれを読んでいないという問題点があります。」


　鶴屋
「その上“会員制”だからねっ。誰でも読めるこのBlogとの差別化をしなければいけないのさっ。」



「なので、制作日記についてはCi-enを主軸にしているわけですが、イラスト制作という手前上、制作過程をネタに展開しづらい……。」


　まどか
「完成前の絵を見せられたら、完成時の感動が薄まるからな！」



「なのでフィギュア漫画でそれをやるつもりだったんですが……。」


　ルカ
「腰を痛めてしまった……。」




「そこで母ちゃんの出番だ！　母ちゃんのエロエロなセクシーショットを貼って……、」




「まだお説教が足りないようね……（怒）。」




「……と、まどっちがまたまた連行されたところで、次の話題にいってみるにょろよ！」

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